レスピーギ ~ リュートのための古風な舞曲とアリア(全曲)、鳥

closeこの記事は 4 年 8 ヶ月 17 日 前に投稿されたものです。間違いに気づいたらその都度修正していますが、今読んだらおかしな点もあるかもしれません。ご了承ください。
 レスピーギの作品では、交響詩『ローマの噴水』『ローマの松』『ローマの祭』に次いで有名なのがこの『リュートのための古風な舞曲とアリア』、とりわけ第3組曲でしょう。“古風な”とあるように、16、17世紀のリュート曲をオーケストラ(正確には第1、2組曲は管弦楽曲、第3組曲は弦楽合奏曲)に編曲したものです。井上和男氏編著の『クラシック音楽作品名辞典』(三省堂)でしっかりジャンルの区別がなされているのを見て気づきました。  管弦楽曲である第1、2組曲は、金管楽器が結構活躍しており、静と動、緩と急、歓喜と哀愁の対比が見事です。その中で、たとえば第2組曲4曲目「ベルガマスカ」などは、ヘンデルとモーツァルトの良いところをあわせたようで、軽快なリズムに思わず体が動かされてしまいます。なるほどこれが舞曲というものかと思いました。  有名な第3組曲は、全体を通して何となく悲しげで、上品で甘美な旋律にあふれています。つのだじろうさんの弟で、つのだ☆ひろさんの兄であるつのだたかしさんの演奏によるテレビCMで有名になったようですが、そうでなくともこの曲は多くの人に愛される要素を多分に含んでいると思います。
 ネヴィル・マリナー指揮、ロスアンゼルス室内管弦楽団の演奏ですが、私の持っているCDには組曲『鳥』が含まれます。ボッティチェルリの絵を使った、非常に似たジャケットのCDもあるようですが、これは『リュートのための~』のみの収録なので、得した気分です。ちなみに、レスピーギは『ボッティチェルリの3枚の絵』で、そのものずばり「春」「東方の三博士たちの礼拝」「ヴィーナスの誕生」という曲を書いていますが、その曲のCDで、ボッティチェルリの絵が使われているものを見たことがありません。なぜでしょうか?グーグルで画像検索してもなかなか見つからないのもおかしな話です。
 さて、『鳥』ですが、サン・サーンス『動物の謝肉祭』程ではないにしても、いかにも鳥らしい雰囲気の曲になっています。終曲の「かっこう」は、出だしがメルヘンチックな感じがします。最後、前奏曲のモチーフで終わるのが感動的です。ただ、これもパスクィーニ、ガロー、ラモー、その他不明のクラウザン曲より編曲されたものだとか、、、。
 
(関連) 音楽鑑賞雑記帳 音楽鑑賞雑記帳 音楽鑑賞雑記帳 音楽鑑賞雑記帳 AmbienTechnoToronicaClassical レスピーギ:リュートのための古風な舞曲とアリア リュートのための古風な舞曲とアリア クラシック名曲サウンドライブラリー 楽曲詳細データ 【R】 バロック期フランスの器楽音楽 メタル馬鹿一代

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3件のコメント »
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    チャーリー432さん、こんばんは!
    > その曲のCDで、ボッティチェルリの絵が使われているものを見たことがありません
    ERATOのシモーネ盤が「ヴィーナス誕生」の顔の部分だけジャケットに用いています。
    私のTBは「鳥」ではなく、そのエントリーにて…(笑)。

    コメント by Niklaus Vogel — 2007年6月19日 20:28

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    【組曲マンスリー 第10回】今回から最終回までレスピーギの「リュートのための古風な舞曲とアリア」を順に聞いていきます。携帯の着信音こそ「鳥」に譲っているものの、私のとても好きな曲です。どれくらい好きかというと… 昨年夏のブログ復帰(パソコンの修理のた…

    コメント by 音楽鑑賞雑記帳 — 2007年6月19日 20:29

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    コメント有難うございます。

    どれどれ……あ、本当だ!ヴィーナスさんの顔ですね。

    よくよく調べてみれば、
    http://ml.naxos.jp/?w=144517
    なども、ボッティチェルリをつかっており、結構ありますね。一部分が拡大されているものが多く、気づきませんでした。常識的に考えても、使われないはずがありませんからね。

    ああ、これですっきりしました。有難うございます。

    コメント by チャーリー432 — 2007年6月19日 20:54

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