ハイドン ~ 交響曲「軍隊」「時計」「ロンドン」

closeこの記事は 4 年 6 ヶ月 8 日 前に投稿されたものです。間違いに気づいたらその都度修正していますが、今読んだらおかしな点もあるかもしれません。ご了承ください。
 数あるハイドンの交響曲の中で、とりわけ有名な曲が3曲収録された1枚です。「軍隊」「時計」も第2楽章からつけられた名前ですが、私はむしろ第1楽章の荘厳な序奏と、それに続く軽快かつ流麗なメロディへの流れ、そして雄大な第4楽章が好きですね。 「ロンドン」については4つの楽章すべてが素晴らしいです。ハイドンの全交響曲を総括するような、最も優れた曲ではないかと思います。
 18世紀の当時、60前後のハイドンが、ウィーンからドーバー海峡を渡ってイギリスへ行くというのは大冒険だったようで、モーツァルトからは大変反対されたそうです。しかし、ヴァイオリニスト・ザロモンの招きによる2度のロンドン訪問中に書いた「ザロモンセット」は200年の時を超え、ハイドンの名声を確固たるものとする傑作ぞろいです。まさに「円熟」という表現がぴったりの交響曲群ではないでしょうか。環境の変化、聴衆の期待が如何にミュージシャンの創作意欲を刺激するか、知らされる一件だと思います。
 なお、皮肉なことに、ハイドンの老体を案じ、ロンドン行きを反対していたモーツァルトですが、意気揚々と凱旋帰国するハイドンを待たずして、35歳の若さで他界しています。「老少不定」とはいいながら、ハイドンとしてはなんともやり切れない思いだったのではないでしょうか。
TRACK LIST:
交響曲 第100番 ト長調“軍隊”Hob.I-100 1. 1st Movement 2. 2nd Movement 3. 3rd Movement 4. 4th Movement
交響曲 第101番 ニ長調“時計”Hob.I-101 5. 1st Movement 6. 2nd Movement 7. 3rd Movement 8. 4th Movement
交響曲 第104番 ニ長調“ロンドン”Hob.I-104 9. 1st Movement 10. 2nd Movement 11. 3rd Movement 12. 4th Movement

ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:サー・トーマス・ビーチャム

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