★゜・。。・゜゜・。。・゜☆ 2007年11月30日 ☆゜・。。・゜゜・。。・゜★
とどろき ~ 平成19年11月
代わり映えのない毎日……生きる意味って何ですか?
「やだ、私泣いてる……」 ガラスに映った自分の姿に、ユウ子は慌てて顔をぬぐった。 都内の大手出版社に勤めるユウ子は、40代前半。ファッション誌の編集を手掛け、数々の流行を生み出してきた。自立した女性として生きてきた自負もある。だがこの数年、目に見えて体力が落ち、若い時のような無理は利かなくなった。仕事への興味も薄れ、先のことを考えると不安になる。
“私は幸せに向かって生きているのかなぁ” 会社と家の往復。代わり映えのしない毎日。何が足りないわけではないが、心が満たされない。そんな心を持て余し、最近はベッドの中だけでなく、通勤電車でも、ふと涙があふれてくる。
〈生きる意味って、何ですか?〉
ユウ子は、よく見るインターネットの掲示板に問いかけてみた。すぐたくさんのコメントがつく。多くの人が、「私も同じ気持ち」と共感してくれた。
「生きる意味って、何ですか?」の答えは、「幸福になること」で一応間違いはないと思いますが、ここで問われているのは「幸せって、何ですか?」ということでしょう。
何に生き甲斐、関心を見つけるかは人それぞれですが、ここに出てくるユウ子のように、自分の決めた道を、やり甲斐をもって進むことができるのは恵まれた人だと思います。毎日、充実した生活を送っているに違いない、と多くの人に羨まれていると思います。 ところが、何を手にしても、どんな経験をしても、たとえその瞬間は喜べたとしても、やがてその幸福感は色褪せてしまう……「何が足りないわけではないが、心が満たされない」という感覚を持っている人は案外多いようです。
「やだ、私泣いてる……」 ガラスに映った自分の姿に、ユウ子は慌てて顔をぬぐった。 都内の大手出版社に勤めるユウ子は、40代前半。ファッション誌の編集を手掛け、数々の流行を生み出してきた。自立した女性として生きてきた自負もある。だがこの数年、目に見えて体力が落ち、若い時のような無理は利かなくなった。仕事への興味も薄れ、先のことを考えると不安になる。
“私は幸せに向かって生きているのかなぁ” 会社と家の往復。代わり映えのしない毎日。何が足りないわけではないが、心が満たされない。そんな心を持て余し、最近はベッドの中だけでなく、通勤電車でも、ふと涙があふれてくる。
〈生きる意味って、何ですか?〉
ユウ子は、よく見るインターネットの掲示板に問いかけてみた。すぐたくさんのコメントがつく。多くの人が、「私も同じ気持ち」と共感してくれた。
(「しあわせ」の道しるべより)
「生きる意味って、何ですか?」の答えは、「幸福になること」で一応間違いはないと思いますが、ここで問われているのは「幸せって、何ですか?」ということでしょう。
何に生き甲斐、関心を見つけるかは人それぞれですが、ここに出てくるユウ子のように、自分の決めた道を、やり甲斐をもって進むことができるのは恵まれた人だと思います。毎日、充実した生活を送っているに違いない、と多くの人に羨まれていると思います。 ところが、何を手にしても、どんな経験をしても、たとえその瞬間は喜べたとしても、やがてその幸福感は色褪せてしまう……「何が足りないわけではないが、心が満たされない」という感覚を持っている人は案外多いようです。
一見、楽しげに見える人もありますが、
「ただ見れば 何の苦もなき水鳥の
足にひまなき わが思いかな」(水戸光圀)
の歌のとおり、人もうらやむ才能や地位、名声をえていても、本人しか分からぬ悩みを皆抱えているようです。社長であれ、著名人であれ、えっ、あの人が、と思うような人が自ら命を絶ち、驚かされることしばしばです。
そういえばフジテレビのドラマに『スワンの馬鹿! ~こづかい3万円の恋~』というのもありますが、ちょうどそんな水鳥の姿を描いているのでしょうか。
地位、名誉、財産、才能、能力、経験、家庭、友人……これらは幸福の「材料」ではありますが、幸福そのものではないと知らされます。逆に言うと、これらのものに恵まれていなくても、足るを知る「こころ」があれば、その人は幸福者と言えるのかもしれません。
何を身につけている、とか何が出来る、という表面的なことではなく、心の状態こそが大事なことなのだと思います。




