SLAYER / Hell Awaits

 元旦の挨拶といえば、「明けましておめでとう」が一般的ですが、頓智(とんち)で有名な一休は“正月に、杖の頭にドクロをしつらえ、「ご用心、ご用心」と叫びながら練り歩いた”そうです(Wikipediaより)。
 確かに、1年過ぎたということは、それだけ死に近づいていることであり、正月に亡くなっている人もいるわけで、必ずしも全ての人に「めでたい」日ではないようです。
 では、「めでたくない」人とは、どんな人か、、、ふと手にしたスレイヤーのアルバムを見て思ったのがこれです。
「Hell Awaits」。1985年、SLAYER の2ndです。アルバムタイトルといい、ジャケットのデザインといい、正月に聴く(観る)にはまさに「めでたくない」1枚!(笑)
 しかし、知人で寺の息子のU君の話によると「僕は小さい頃から地獄絵図を見て育った」そうで「“地獄とは怖いものだ、悪いことをしたら地獄に堕ちる”と幼心に、知らず知らずのうちに学んだと思う」と言っていました。なるほど、こういう絵を教育のために見せるのも良いことかもしれない、と思いました。→『いちばんくわしい 地獄大図鑑』
 さて、その仏教で「地獄」についてどう教えられているか調べてみると、
「八大地獄」及び対応する罪
  • 等活地獄 – 殺生
  • 黒縄(こくじょう)地獄 – 殺生・盗み
  • 衆合(しゅごう)地獄 – 殺生・盗み・邪淫
  • 叫喚地獄 – 殺生・盗み・邪淫・飲酒
  • 大叫喚地獄 – 殺生・盗み・邪淫・飲酒・妄語
  • 焦熱地獄 – 殺生・盗み・邪淫・飲酒・妄語・邪見
  • 大焦熱地獄 – 殺生・盗み・邪淫・飲酒・妄語・邪見・「尼僧への強姦」
  • 阿鼻地獄無間地獄とも) – 殺生・盗み・邪淫・飲酒・妄語・邪見・「尼僧への強姦」・「仏教に対する不信心、特に五逆罪の1つを犯す、さらに正法を誹謗するを重罪とす」
とあるようで、日本では、平安時代の僧侶、源信僧都『往生要集』に詳しく記されているようです。  自業自得でこの世の「自業苦(じごく)」に苦しむ人が、死んで陥る苦しみの世界が「地獄(じごく)」とも聞いたことがあります。
 そんな地獄絵図を思わせるジャケットのこのアルバム、1曲目「Hell Awaits」の冒頭で「西行法師、西行法師……」と聴こえるとか聴こえないとか。いかにも地獄で苦しんでいる人のうめき声のようで雰囲気が出ています。スレイヤーといえば、次の「REIGN IN BLOOD」を最高傑作とする人が多いのでしょうが、この2ndもなかなかの出来、音質が悪いのがプラスになっていると思います。
「本当に地獄堕ちたら、こんなカッコイイ曲聴けずに苦しむのだろうなあ」なんて不謹慎なことは言いません。(゚艸゚)
Hell Awaits

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Track List: 1. Hell AwaitsVideo(CRADLE OF FILTH によるカヴァー) 2. Kill AgainVideo 3. At Dawn They SleepVideo 4. Haunting The Chapel* → Video 5. Praise of DeathVideo 6. NecrophiliacVideo 7. Captor Of Sin* → Video 8. Crypts of Eternity → Video 9. Hardening of the ArteriesVideo
*オリジナルは7曲。(4)と(7)は1stと2ndの間のミニアルバム「Haunting the Chapel」からの追加収録

Filed under: SLAYER  タグ: , , , , , , , , , , , , , , , , , , , ,   charlie432 00:00  Comments (7)
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