- 2008-05-08 (木) 0:00
- ドストエフスキー
原作は光文社古典新訳文庫から出ている亀山郁夫さんの訳で読みました。昨年秋のことです。「読みやすい!」ということで評判でしたので。通勤電車の中で、読破するのに4~5ヶ月かかったと思います。
そして、、、
この度、マンガ版をたまたま見つけたので、興味本位で買って読んでみると、、、非常に分かりやすいのに驚きました。原作を一度読んだけでは、正直なところ消化不良のところもありましたが、普通のマンガ(たとえば「DMC」など)を読むような感覚ですらすらと、1時間ほどで読了しました。各場面が、どのような必然性から描かれているのか、よく分かりました。実にすっきりまとめられています。
読む前は、あの大部な『カラマーゾフの兄弟』を本当にこんな1冊にまとめられるのだろうかと思っていましたが、読み終えるとよくぞここまで簡潔に編集したものぞ、と感心させられます。中には「薄っぺらい」「中身がない」「原書に対する冒涜だ」と思われる方もありましょうし、圧巻の大審問官やゾシマ長老の死臭騒動などが端折られていますが、これはこれで良く出来た本だと思います。「分かりやすく読ませる」ことの難しさを克服していると思います。
背景となる宗教的な知識がなくても充分理解でき、むしろテンポよく読めて爽快です。そもそもこの小説は、3日間の出来事ですし。これを読んで「へぇ~」と思って原作を読み始めるきっかけとなるなら、こういう本は大いにアリだと思います。
各キャラクターの絵はこんな雰囲気です↓ 酒に溺れ、金銭、女性をめぐって争う父親ヒョードルと長男ミーチャ、無神論者の次男イワンと純真な三男アリョーシャ、カテリーナとグルーシェニカなど、イメージとピッタリでした。臆病者スメルジャコフも。
(富めるものだけが富み、貧しい者は搾取され朽ちていく)
こんな不平等な社会は間違っているとは思わないのか!? この国を救うためだ…人民を救うためだ…。悪を滅ぼすんだ!
そのとおりだ! 正義は俺たちにある! 神にも裁けぬ悪を裁く! 正義の審問官だ!
イヤ…ちょっと違うな…。真の正義に神など必要ない! 神に祈りを捧げたところで…誰も救われはしないのだ!
俺たちは神をも裁く…いわば――…大審問官だ!
人々に気づかせるんだ! 神の無力さに! 帝政の間違いに! しかし人は信じるものを簡単には捨てられない…。だからこそ我々の手で救わなければならない! あらゆる不幸と悪を廃絶し…すべての人民が平等に暮らす…新たな国を作るんだ!!
革命だ 神を裁け! 皇帝を倒せ! 自由と幸福を手に入れるんだ!
出来れば、未完成の部分も有力な説をまとめて描きあげてもらいたい、と思ってしまいました。
あと、イワンの見る悪魔は、まるでデス・ノートみたいだ、とも(笑)
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- おぉ w(゚o゚)w
- ドストエフスキー / 死の家の記録
どうぞ twitter に引用しちゃってください(^^)ノ
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コメント:2
- lplp 08-07-06 (日) 19:11
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SECRET: 0
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[斜体]斜体の文[/斜体]漫画のカラ兄もあったんですか!びっくりです!罪と罰の漫画は知っていますけど・・・・。
読みやすくて、楽しい!なんていいですね。羨ましいです。本書はもっと難しいです。
私からは、罪と罰の漫画も読んでほしいことです。あれ、本書を読んだあとでも楽しめました。同じ感覚がやってきたんです。
ドストの作品全般は全て面白いです。はまっています。 - charlie432 08-07-07 (月) 12:39
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SECRET: 0
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コメント有難うございます!!
「罪と罰」読みました(^o^)ノ
このシリーズ、結局全部買ってしまって、、、
罪と罰は、10年以上前に読んで、ほとんど忘れていたのですが、小1時間で内容を思い出せて、本当にこのシリーズは有難いです。
他にもいろいろ出版されるといいですよね。
ドストエフスキー、確かに面白いと思います。他にも読んでみたいです。
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