モーツァルト / ヴァイオリン協奏曲第5番 イ長調 K.219 『トルコ風』

 モーツァルトの番号つきヴァイオリン協奏曲は7曲までありますが、第6、7番はモーツァルトの作品かどうか疑問視されていますので、一般には5曲とされています。その5曲は1975年、19歳の時にまとめて書き上げられており、どれも非常に素晴らしいのですが、中でもこの第5番は、他の4曲と比べ、特に完成度が高い作品だと思います。第3楽章で突然表れるイ短調の曲調が軍楽風なので「トルコ風」というあだ名でも知られています。
 いかにもモーツァルトらしい、明るく華やかで、堂々とした協奏曲ですが、どことなく陰りというか悲しみのようなものを感じてしまうのは私だけでしょうか? モーツァルトは、天才ゆえに他人から理解されない苦悩を抱えていた人なのではないか、と思ってしまいます。
 顔で笑って心で泣いているような、不思議な感覚の多いモーツァルトの中でも、とくに好きな1曲です。
Janine Jansen violin European Union Youth Orchestra Vladimir Ashkenazy conductor
第1楽章(冒頭)
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Filed under: モーツァルト  タグ: , , , , , ,   charlie432 15:15  Comments (0)
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