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映画『恋空(こいぞら)』(新垣結衣、三浦春馬:主演、美嘉 :原作)

【あらすじ】
主人公・美嘉(田原美嘉)は、身長の低いこと以外は普通の女子高生であった。ある日、ノゾムにPHSの番号を知られたことがきっかけで偶然ヒロ(桜井弘樹)と知り合って付き合うことになる。ヒロは、始めは本気ではなかったが、次第に本気になっていく。アヤとノゾムのカップルとダブルデートをしたり、一緒に授業をサボったり……。


【出演】新垣結衣三浦春馬小出恵介中村蒼波瑠臼田あさ美山本龍二麻生祐未香里奈高橋ジョージ浅野ゆう子深田あき浅利陽介松井絵里奈、他
【原案】美嘉
【監督】今井夏木

まずはケータイで原作を読みました。

『恋空』前編
『恋空』後編


 最初は、片思いが成就しない切ない恋物語かと思って軽い気持ちで読んでいました。携帯があるとはいえ、クラスが別々になってしまうだけで疎遠になってしまうような不安に襲われる高校生活。そんな小さな世界に生きる美嘉やヒロの周りに起きる、親友の裏切りや誤解、そして仲直り、家族の危機など様々な壁を乗り越えたその先に二人を待ち構えていたものは……。


 要所要所で胸が熱くなる感動的な場面があるのですが、やはり圧巻は最後、涙を禁じえませんでした。

切なくて苦しくて




でも心温まる物語。




【君は幸せでしたか?】








【とても幸せでした】

 最後まで読んで、このメッセージが胸に深く突き刺さりました。ここで迷い無く「幸せでした」と答えられる人は、素晴らしいと思います。
 会者定離は世の習い。いかなる場合でも感謝できる心を持っている人は本当に幸せだと思います。
 恋愛小説の範疇を超えた、人生を問う、軽いようで重い、重苦しいようで温かい作品だと思いました。


 心温まる物語……リリー・フランキー『東京タワー』に似た読後感でした。


 アマゾンのレビューや、ネット上であまりに酷く貶されているのを見ますが、良い作品だと思います。「安っぽい」とか「稚拙」という批判もありますが、それはそれで良いのではないでしょうか。一生懸命生きる命の尊さが十分伝わってきました。たまたま最後、この曲(↓)を聴きながら、ヒロの日記を読んだからでしょうか?すごく感動しました。




Pink Floyd – Shine On You Crazy Diamond



Pink Floyd – Welcome to the Machine



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TVドラマも始まり、原作も読み終えたことですので、


時間を見つけ、映画も観てみたいと思います。






映画『恋空』その1


映画『恋空』その2







映画『恋空』その3







映画『恋空』その4







映画『恋空』その5



美嘉 さんからのメッセージ


 私はみなさんより一足早く、映画『恋空』を見させていただきました。映画を観た正直な気持ちを、ここに書き残しておこうと思います。映画の詳しい内容を知りたくない方は、ここから先、読まないほうがいいかもしれないです(>_<)


映画を観ながら、心の中に二人の自分が存在していました。まず一人目は、客観的に観ている自分。そしてもう一人は、映画を観るというより、過去に引き戻された感覚に陥っている自分です。


客観的に観ていた自分は、一つ一つの場面が映し出され、そのたび喜怒哀楽をし、例えばヒロか優を選ばなければならない場面のときには、「どうして気付いてあげられないの?」って。自分ができなかったことなのに、自分以外の誰かの人生を見ているかのように後悔したり胸を痛めたりしました。


そしてもう一人の自分は、喜怒哀楽を感じるどころではなく、私自身が過去を再び巻き戻して体験しているような、ただひたすらそんな想いで観ていました。


三浦春馬さんが演じるヒロに、もう一度恋に落ち、二人の幸せな日々が続くと、同じように思い出しながら幸せを感じて、時に様々な困難が訪れ、傷ついて、そして突然の別れに、まるで今感じているかのように胸が苦しくなり、小出さんが演じる優のやさしさに安らぎを求め、卒業式のさようなら、落ち着いた日々、ノゾムから真実を聞き、ヒロのもとへ走り…何もかもが鮮明な記憶で綺麗に彩られていました。


どうなるかは、わかっていた。わかっていたはずなのに、その結末は思った以上に苦しかった。けれど、ヒロが残した日記を読んで前向きになっていく新垣結衣さん演じる美嘉の凛とした姿を観て、また私も、頑張って生きてみせると決意したあの川原での夕方のように、新たに前向きな気持ちを取り戻すことができました。正直、映画を見る前までは観終わったあと、悲しさのほうが深く残ると思っていた。でも残ったのは、優しい温かさだった。自分が送ってきた人生なのに、どこか自分ではないような、あまりに輝かしくて、それでもやっぱり自分の人生で…言葉で表すにはとても難しいけれど、ヒロが旅立っていった意味が本当にあるのなら、映画の中でそれの一つをようやく見つけられたような気になりました。


田原美嘉を演じる新垣結衣さんは、言葉や表情のどれもがとても美しく、おかげで辛く悲しい過去をとても綺麗な気持ちで思い返すことができました。


ヒロを演じる三浦春馬さんは、私の心の中に存在しているヒロそのもので、そういう方がヒロの役を演じてくれたこと、改めて感謝しています。観ていて、ヒロがまだどこかにいるんじゃないかって思えるくらい、演技とは思えないほど真っ直ぐな気持ちが、苦しいくらい伝わってきました。


優を演じる、小出恵介さんは、雰囲気やしぐさ、表情の一つ一つがとても柔らかく、別れのときは苦しくなったりもしたけれど、悲しさや辛さを包み込むような大人っぽさが、とても素敵でした。


そして家族を演じる、高橋ジョージさん、浅野ゆう子さん、深田あきさん。
その方たちのことを知りたくて調べていたことがあります。特に、高橋ジョージさんは、映画恋空の美嘉のお父さん役を演じていただいた方なのでCDをすごく興味を持って聞かせていただきました。本当にどの曲も歌詞がとても真っ直ぐで素晴らしいと改めて思いました。その中でも「ロード~第二章」を聞いたときには、正直驚きました。
この曲の今はいない大切な人への想いが、私がヒロにこめた想いと同じものだったので、ものすごく共感でき、尊敬の気持ちでいっぱいになりました。映画「恋空」にはいくつもの運命的な出会いがありましたが、中でも高橋ジョージさんの人を思いやる気持ちが同じだったことに最も運命的な出会いを感じることが出来ました。そういった思いやりを持った高橋ジョージさんにお父さん役を演じていただけたことを、心から嬉しく思っています。高橋ジョージさんにはお会いしたことはありませんが、この場を借りて感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。


ヒロの家族を演じる山本龍二さん、麻生祐未さん、香里奈さん。驚いたことは、本当に私が知っているヒロの家族だったことです。赤ちゃんができたことを報告したときの雰囲気や、マフラーを巻いてくれたシーン。懐かしい想いで心がいっぱいになりました。


アヤを演じる波瑠さん。大人っぽくてすごく綺麗な方ですよね!私よりずっと大人っぽい!アヤが登場するシーンは、比較的幸せな気持ちの時が多かったので、波瑠さんの演技に、和ませていただきました。友情っていいですね!もっと大切にしなきゃ。


ノゾムを演じる中村蒼さんは、クリスマスに美嘉に真実を告げるシーン、思い切り引き込まれてしまいました。ノゾム本人は、まだ映画は観ていないけれど、感想を伝えたら、中村蒼さんがノゾム役を演じてくれるということに、とても喜んでいました!


咲を演じる臼田あさみさん。実は撮影シーン見学させていただきましたが、すごく迫力があって。よみがえり、ちょっと膝が震えました。映画でも、そのままの迫力で…咲のことは、今もまだ、懐かしいと言える思い出ではないけれど、とてもリアルだったことが、前に進む大きなきっかけになったのだと思います。


そして、ユカ、イズミ、シンタロウ、ケンを演じる方々。こうして多くの方がいてこそ完成した映画『恋空』。


もし、一人でも違う誰かだったら、恋空はこんなに素敵な映画にはならなかったかもしれないと思います。恋空を映画にしていただいたこと、今、とても嬉しく思っています。
思い出を振り返って、こんなに温かい気持ちになれる日が来るなんて、思ってもいませんでした。この場を借りて感謝の気持ちを伝えさせてください。
映画「恋空」は、私にとって、ヒロと過ごした日々を刻む、大切な宝物です。映画を観終わった今、前を向いて歩いていけそうです。本当にありがとうございました!

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