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PINK FLOYD / Wish You Were Here

 ピンク・フロイド、傑作中の傑作『狂気』に続く1975年のアルバム、『Wish You Were Here』、邦題は
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あなたがここにいて欲しい


 このアルバムは、まさしく、










と言いたい1枚です。『原子心母』『おせっかい』『狂気』『アニマルズ』『ザ・ウォール』『鬱』『対』など、圧倒的な完成度の高さを誇るピンクフロイドの代表作はどれも好きですが、中でもこの『炎』を初めて聴いた時は、正に衝撃的でした。無性に涙が出てくるアルバムです。


 このアルバムがなかったら DREAM THEATER「Octavarium」「In The Presence of Enemies」など、生まれなかったのではないか、と思えるほどです。余りにも偉大すぎるピンクフロイドの作品群中では、地味だと思われる方もあるかもしれませんが、これと『アニマルズ』は非常に好きです。




ROCK PRINCESS によると

 前作「狂気」の空前のレコードセールスは、フロイドのメンバー達に「苦悩」を授ける形になってしまった。「狂気」を越えるアルバム製作を期待する周囲からのプレッシャー、新曲を海賊盤にとられてしまい、そのアルバムが好セールスを記録してしまう。実験的に作ったアルバムの中止(ハウスホールド・オブジェクツ)、ニック、ロジャーの結婚生活の破綻、完成前のマスターテープが消去されてしまう等、、、。
 本作はアビィロード・スタジオで録音された。曲はバンド全員のクレジットがあるが、作詞は全てロジャーとなっている。
 ジャケットは「火・水・地・空」と「その場所にいない人」を象徴したデザインだ。(燃えているのに普通に握手している人=つまり、ここにいない。水に飛び込んでいるのに水面に波がたたない、風にたなびくスカーフに全裸の女性が隠れている、砂漠の男は透明等)初回盤は黒いビニールに覆われており、ステッカーが貼られている物だった。レコードも「ここに、いない」を狙っており買った人が自宅でビニールを破ってはじめて姿を現す、、、、というのを考えていたそうだが、ほとんどのファンはそのままで保存してしまっていた。
 因みに邦題の「あなたが、ここにいてほしい」はメンバー自らが日本側に指定してきたもの。
 (1)は元々1曲の大作だったが、本作では2部構成となっている。この曲のミキシングの最中にシド・バレットがスタジオに現れるという事件があった。この曲自体、シドに関するものだと言われている。また、当初メンバーは最初の録音バージョンが気に入らずセカンドバージョンをとったのだが、誰かが間違えてエコーをかけてしまい、使い物にならなくなり再度レコーディングするハメになっている。
 (3)はヴォーカルの声域がロジャーに合わない為、デイヴに歌わせようとしたが「歌詞が気に入らない」という理由で断る。結局、同じレーベルのロイ・ハーパーがヴォーカルをとっている。この件に関してロジャーは「ロイに歌ってもらおうって言ったら「名案だぜ!」ってあいつら言いやがる。もう、すでにバンドじゃないよな。悲しいよ。俺が歌えばよかったんだよな」
 この曲の歌詞中に「ところで、誰がピンクさんだい?」という一節があるが、これは実際にアメリカのレコード会社の重役が口にしたセリフである。つまり彼らなりの皮肉ですな。
 (4)はフロイドにしては珍しい歌詞が先に出来た曲。この曲の最後は風の効果音で終わるが、その数小節で聴かれるヴァイオリンの音は、有名なジャズヴァイオリニストのステファン・グラッペリによる。たまたまアビィロードでレコーディングしていた所で参加したらしい。ギャラは300ポンドとのこと。 (FIXX)


 精神錯乱を起こしてしまった初期リーダー、シド・バレットをオマージュにしたという75年発表の本作は、しかし普遍的な人間像にもあてはまるようにコンセプチュアルに構築されている。これは『狂気』で手にしたコンセプト性のひとつの結実だろう。生きる虚しさ、その虚無を越えたどこかに、何かがある。いや、ありそうな気がする。だから人は前進する。「狂ったダイアモンド」も「あなたがここにいてほしい」も、人間像のひとつだ。認めよ、我は無力であると……。 (KEN)

「マスターテープが消去されてしまう」……次元は違いますが、自分も似たような体験は数知れずあるのでドキッとするフレーズです。幻の音源、聴いてみたいものです。




燃えているのに普通に握手している人
PINK FLOYD / Wish You Were Here




水に飛び込んでいるのに水面に波がたたない
PINK FLOYD / Wish You Were Here




風にたなびくスカーフに全裸の女性が隠れている
PINK FLOYD / Wish You Were Here




砂漠の男は透明
PINK FLOYD / Wish You Were Here






また amazon に投稿されたじゃがーさんのレビュー

本作には新機軸と呼べるような冒険や派手なコンセプト性は見当たらない。しかし、当人たちの予想をはるかにしのぐ成功後、改めて、自分達には辿り着けない所に行ってしまった盟友シド・バレットに対する想いを、“クレイジー・ダイヤモンド”やタイトル曲“あなたがここにいてほしい”で歌い、成功に対する困惑を“葉巻はいかが”で吐露し、またその後の作風を象徴するような社会風刺を込めた“ようこそマシーンへ”等、「前衛性」より、音の「情緒性」と世間に対する個人的な「違和感」を追及し始めた作品で、興味深い。特にバレットに送った二曲は、人間としての弱さをさらけ出した彼らの人間宣言とも受け取れる、心に滲みる、あまりにも切ない名曲だ。

にもあるように、叙情的で、人間の弱さ、社会に対する違和感などが心に響く、切ない一枚だと思います。


WELCOME TO THE MACHINE
f:id:charlie432:20080904232648j:image
1997 UK Columbia CD inner art 1


Track List




1. Shine on You Crazy Diamond, Pts. 1-3





1. Shine on You Crazy Diamond, Pts. 4-5





2. Welcome to the Machine





3. Have a Cigar





4. Wish You Were Here





5. Shine on You Crazy Diamond, Pts. 6-7





5. Shine on You Crazy Diamond, Pts. 8-9

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つぶやくどうぞ twitter に引用しちゃってください(^^)ノ

コメント:4

SANE 08-09-06 (土) 0:10

SECRET: 0
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いや~このアルバムはヤバイですね。
フロイドの作品群で1,2を争うぐらい好きです。
年代順に聴いたので「狂気」の次に聴いた時
すごくあたたかく感じてしまいました。
ソーガソンのアートワークもこのアルバム以降
人間が向かい合う構図や「対」を意識したものが
増えてきたような気がしました。


「狂気」も「ザ・ウォール」も大好きですけど
その間にある本作が心に残ってます。

charlie432@携帯 08-09-07 (日) 7:43

SECRET: 0
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コメント有難うございます(^^)ノ


僕も、「狂気」の後にこれ聴いて、驚喜しました。一般的な評価はたぶん「狂気」の方が人気高いとおもいますが、自分にとってはこれが一番思い入れが強いかもしれません。まあ、ピンクフロイドはどれもレベル高すぎるんで比較出来ませんが。


DREAM THEATER に例えると、「狂気」がMetropolis PT.2、「炎」が6 Degrees of ~といったところでしょうか。

tommy 08-09-08 (月) 9:35

SECRET: 0
PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
久々に聴きたくなった!苦手だった狂気も改めて聴いたらいけた(爆)animalズ、原始ちんぽは、アナログなんでなかなか聴けないが、ちんぽは、B面が最高である[e:51]

charlie432 08-09-09 (火) 15:06

SECRET: 0
PASS: 6691fc7e69b32d0879c93714a75e5e9c
コメント有り難うございます(^^)ノ


え、狂気苦手だったんですか!
じゃあ、改めてまた、ドリーム・シアターのカヴァーDVD観て下さい!!!個人的にはジョーダンのキーボードが良かったです。


「ちんぽ」は裏も表も最高よん[絵文字:v-9]
タイトルトラックは、Queensrycheの「Suite Sister Mary」に影響与えてますよね!!!


アニマルズも良いっす!


TSUTAYA行けばCDありませんかね?

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