YNGWIE J. MALMSTEEN’S RISIN FORCE / Odyssey

closeこの記事は 3 年 3 ヶ月 2 日 前に投稿されたものです。間違いに気づいたらその都度修正していますが、今読んだらおかしな点もあるかもしれません。ご了承ください。
 1988年の4枚目、ソロ名義ではなく「Yngwie Malmsteen’s Rising force」としては、『Marching Out』以来の2枚目。
 と、いうだけあって、イングヴェイのソロと言うよりは、ジョー・リン・ターナーをヴォーカルに迎えた「ライジング・フォース」というバンドの印象が強いです。
 つまり、紛れもないインギー・サウンドではあるのですが、彼の一連の作品からすると、少し異色のアルバムといった感じがするのです。元 RAINBOW、ジョー・リン・ターナーの影響力の強さでしょう。
 メジャー・スケール(長調)の曲でもなおマイナー・スケール(短音階)でソロを組み立てるイングヴェイのセンスには脱帽です。  事故による右手負傷の後遺症か、ピッキングのニュアンスが変わった、と言う人もありますが、あまり気になりません。むしろ、こういうのもアリかな、と思います。
 イングヴェイ自身はこのアルバムを余り気に入っていないようですが、個人的には『Trilogy』や『The Seventh Sign』と並んでかなり好きなアルバムです。
 ヴォーカリストとしてのジョー・リン・ターナーは特別に好きという訳ではありませんが、彼の作るメロディ・センスは素晴らしいと思います。キャッチーで分かりやすいです。
 さらに、イェンス・ヨハンソンのキーボードが良いです。(1)「Rising Force」や(10)「Faster Than the Speed of Light」のソロのギターとの掛け合い、(9)「Now Is the Time」のイントロをはじめ、印象的なキーボードが耳に残ります。
 1985年の「Live in Tokyo」の映像では大人しい感じのイェンスですが、1989年のレニングラードでのライヴではかなり存在感が増しており、ドラマーで兄のアンダース・ヨハンソンと共にこの『Odyssey』の楽曲の良さを支えていると思います。
 この頃のライヴ映像を観ると、「イングヴェイ=王者」と言われるのももっともだと、頷かずにおれません。

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