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モーツァルト / 付随音楽『エジプト王タモス』 K.345

小学校4年生の時、交響曲第40番、41番で目覚めたモーツァルト。これが、積極的に音楽を聴くようになったきっかけです。


最初の数年間はモーツァルト一辺倒でした。他にもハイドンベートーヴェンも聴きましたが、とにかくモーツァルトでした。隔週で発行されるFMラジオの雑誌を買ってタイムテーブルを調べ、モーツァルトの曲が流れる番組は、ほぼ全てタイマー録音しました。120分テープ、2デッキで最大4時間の録音が可能でした。


今はカセットテープは使いませんが、小遣いをやりくりしてためた約1000本の恐らく4分の1ぐらいはモーツァルトではないでしょうか。


その中で、結構初期の頃にはまった曲が、T.F.v.ゲブラーおよびJ.テラソンの小説『セトス』のために作られた、付随音楽『エジプト王タモス』K.345です。


モーツァルトの、未完にして唯一の付随音楽です。ちなみに、歌劇付随音楽について、井上和男編著『クラシック音楽作品名辞典』(の古書)で調べてみると、

付随音楽

incidental music [英]:Gelegenheitsmusik・Inzidentalmusik [独]:musique de scne [仏]:musica di scena[伊]劇の間に挿入したり、台詞の背景に奏される目的で作曲された音楽。一般的には、前奏曲や間奏曲を含まない。

歌劇

opera[伊・英]:Oper[独]:opra[仏]16世紀末にフィレンツェのカメラータがギリシア演劇の復興として開発した形式で、初期バロック時代まではヴェネツィア楽派が主流であったが、後期バロックではナポリ楽派が興り、またフランスには宮廷バレエと結合した独自の様式も生れた。以来各国、各民族でさまざまな発展をとげ、楽劇という形も生まれ、現在でも西洋音楽の主要なジャンルとして生命を保ちつづけている。

とあります。何せ、ともかく劇につけた音楽です(^^;ゞ


この『エジプト王タモス』は1779年の作曲のようですから、モーツァルト20代前半の作品となります。「d-score モーツァルト 年譜」によると、同時期の作品としては

があり、中でも協奏交響曲変ホ長調 KV 364は大好きで、過去にも取り上げました。

モーツァルト~協奏交響曲変ホ長調 K364
この時期のモーツァルトは晩年とは違った魅力があると思います。


『エジプト王タモス』ですが、あまりメジャーではないのでしょうか? 調べてもあまり資料が見つかりませんでした。


でも非常に良い曲です!


声楽曲としては、レクイエムや歌劇『魔笛』『ドン・ジョヴァンニ』、器楽曲ではピアノ協奏曲第2024番、交響曲第2540番、弦楽五重奏曲第4番ト短調を思わせる充実ぶり、迫力は、若きモーツァルトの相当の意欲作ではないかと思わずにおれません。


これがその冒頭ですが、


Mozart – Thamos Ko”nig in A”gypten
以下のリンクで全曲試聴できます。2曲目や最後の曲は実に良いです!初期 CHILDREN OF BODOM がやっていてもおかしくない、かっこよさですe(゚д゚ )9!!




曲に関して、こちらに詳しい解説がありました。

Ken: モーツァルト:等閑視されて来た傑作~「タモス、エジプトの王」K.345

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