ステファノ・フォン・ロー / 小さい“つ”が消えた日(Die Geschichte vom kleinen Tsu)

closeこの記事は 2 年 11 ヶ月 19 日 前に投稿されたものです。間違いに気づいたらその都度修正していますが、今読んだらおかしな点もあるかもしれません。ご了承ください。
漢字のド忘れというのはしばしばありますが、たま~にあるんです。 ひらがなの忘れが! その文字は、、、 「ぬ」! だから、 ぬんちゃくとか ぬらりひょんとか書こうとすると、 よく手が止まるんです。 「ぬ」のばかばかばかo(><)o 以来、「ぬ」が嫌いになり、私の辞書から「ぬ」の文字が消えてしまいました。 (というのはウソ。でも「ぬ」を忘れるのはホント) それはさておき、この物語の主人公は「っ」、そう、小さい「つ」です。 本を手にしたきっかけは、mixi のニュースで、 「意外におもしろい! 「“つ”抜きことばであそぼう」キャンペーン」というのを読んだからです。 出版社のサイトに入ってみると、
"あ"さんはいばりんぼ、"か"さんは優柔不断……五十音村にはさまざまな文字さんたちがすんでいます。そのなかで、ひとりだけ音をもたない文字がいました。小さい"つ"くんです。「音がないなんて文字じゃない」とみんなからバカにされて、ある日、小さい"つ"くんは家出をしてしまいました。ところが、必要ないと思われていた小さい"つ"くんがいなくなると、どうでしょう。人間たちの会話が通じなくなってしまったのです。
たとえば、 「鉄器(てっき)をつくる」が「敵(てき)をつくる」 「失態(しったい)をさらす」が「死体(したい)」をさらす」 などのように。 五十音の一文字一文字を擬人化して、それぞれに性格を与えているところが面白いですねぇ。 作者はドイツ人。
  • 一見なくても良さそうなものでも、大切な役割がある (存在しなくても良いものなど、ない)
  • 失ったときに、その存在の有り難さが知らされる
といったテーマを、小さい"つ"で表現するところが、 いかにも日本語を外国語として学んでいる人の発想だと思います。
 日本語を始めたころ、私がよくした間違いは、小さい「つ」を抜かすことでした。今では、私の大好きな間違いの一つです。学校の先生は、私にどうにかして、この「つまる音」を習得させようと説明を繰り返しましたが、このときの苦労がもとになっているのかもしれません。
「おわりに」より
本書では他にも、 「何が偉いとかそうでない、というよりも、それぞれの個性を尊重すること」の重要性、 また、政治家批判が皮肉的に書かれているなど、 キャラクター設定といい、話の構成といい、工夫されており、非常に面白いと思いました。 また、生物学者トルステン・クロケンブリンクのイラストも味があり、 絵本としても完成度が高いのではないでしょうか。 ちなみに、前述した"ぬ"さんは、 「ゴシップ好き。"め"さんの親戚」 だそうです。 形が似ているから"め"さんの親戚というのは分かりますが、 「ゴシップ好き」とは一体何故でしょう? いつも「ぬぬぬ!」と言っているからでしょうか。 他の文字については、最後に引用しておきましたので、参考にどうぞ。 "ろ"さんに、「さむい冗談をたまに言う」という性格を与えたローさん、お茶目です。 "こ"さんが村一番の長老で智者なのは何故でしょう?「古」からでしょうか? それぞれの文字について考えてみると面白いですね♪ そういえば、他サイトで見つけたのですが、
javascript:void((function(){document.body.innerHTML = document.body.innerHTML.replace(/[っッ]/g, ”);})());
をブラウザの URL 欄に貼り付けると、、、(^m^) (「小さい"つ"が消えた日 – /var/web/log/makiton」より) まぁ、このぺーじにはあまり「っ」が見つからないので、 そんなの関係ねぇ、おっぱっぴー、なんちゃって、わっはっはっ! だったりして。 上のソースの[っッ]の文字を色々変えてみると、 「た」抜き言葉、「ら」抜き言葉ページが作れますね。 他にも、「「小さい“つ”が消えるマシーン」作りました」などもあり、ちょっとした言葉遊びが楽しめます。 ところで、実在する人物で「っ」っぽい人を思いつきました。 それは、 無口で、DREAM THEATER に欠かせないベーシスト、

John Myung

です。 (過去に「JOHN MYUNG (DREAM THEATER)」でまとめていました) 「Score」の特典映像で、ファンから 「彼は出さない音(休符)に意味を持たせることができる」と言われていましたね。 ステファノ・フォン・ローさんの言葉を借りれば 「沈黙が雄弁に物語る」格好の人格かも知れません。 他にも、 フランス語の「無音のアッシュ(h)」や 英語の「slaughter」「nightmare」(何故その単語!?ww)などにおける「gh」、 「know」の「k」なども面白い存在です。 各国版の「○○が消えた日」が書けるかもしれません。 以下、五十音村のなかまたちです
 いばりんぼ  五十音村の地主  ロマンチスト  芸術家肌  上品な男性  優柔不断  武術の達人  まじめ  算数がとくい  村一番の長老  料理上手な女の子  代々続く資産家  渋い顔をしたおじさん  世の中をよく知っている  誰にでも賛成するお調子者  “こ”さんの親戚  勤勉な学生  ちいさい“つ”のお父さん  手先が器用  世話好きなおばあさん  とても泣き虫  “こ”さんの親戚  ゴシップ好き。“め”さんの親戚  おしゃれな女の子  村一番の 村一番の働き者  お金に困っているけど笑顔  つらいときでもいつも笑顔  笑うのが好き  笑うのが好き  笑うのが好き  占い好きな女性  村一番美しい女性  無口で仏さまのよう  “ぬ”さんの親戚  欲張りな女の子  見た目はこわいがやさしい  温泉の女将さん  しっかりものの会計士  おなかぽっこりのおじいさん  ガリ勉くん  おしりが大きいおばさん  バレリーナ  さむい冗談をたまに言う  お茶、お花をたしなむ  みんなの仲をとりもつ気配りの人  おだやかな男性  この話の主人公  “や”さんと“ゆ”さんの息子  小さい“や”の妹  将来は会計士になりたい てん 男の子と女の子の双子 まる ぽっちゃりした女の子
「っ」には不言実行的な、堅実性を感じます。 あと、でしゃばらず奥ゆかしい「ん」が好きになりました。 それと、五十音ではありませんが、 「ー」は、どの語につくかによって音が変わって面白いと思います。

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2件のコメント »
  1. SECRET: 0
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    「残像に口紅を」
    という本をお勧めしますね~!
    面白いですよ。

    コメント by ミュジニー — 2009年2月23日 21:25

  2. SECRET: 0
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    コメント有難うございます!
    あ、その本、知りませんでしたので、アマゾンで調べ、
    260円だったので、早速購入してみました。
    面白そうですね!!

    コメント by charlie432 — 2009年2月23日 21:53

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