村上春樹 / 1Q84

closeこの記事は 2 年 8 ヶ月 11 日 前に投稿されたものです。間違いに気づいたらその都度修正していますが、今読んだらおかしな点もあるかもしれません。ご了承ください。
昨日、VAN HALEN の『1984』書いたら、無性に読みたくなって衝動買い
してしまいました。とりあえず1巻目だけを。
もちろん、まだ読了していません、、、というか、通勤電車の片道分しか読んでいません。
ので、感想など、書けるはずもないのですが、書いちゃいます。


村上春樹は、
『ノルウェイの森』『1973年のピンボール』を読んで、さっぱり良さが分からなかったけれど、
『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『海辺のカフカ』は非常に面白かったので、
好きな作家なのか、嫌いなのか、自分でもよく分かりません

アタリと出るか、ハズレとなるか。ドキドキしながら目次を開いてみると、、、
1Q84_1_cover  1Q84_1_contents

面白そう? と直感。

どうやら2つの話が偶数章と奇数章とで、平行して進む構成のようで、
「カフカ」「ハードボイルド」路線の小説みたいですね。
2章まで読みましたが、そんな感じです。



でも、今回ここに書くのは、それだけの理由ではなく、
他に魅力を感じるところがあったからです。



それは、

以前こちらで書きましたが、( → 「ヤナーチェク / シンフォニエッタ、タラス・ブーリバ」
大好きな

ヤナーチェクの『シンフォニエッタ』
(本書ではヤナーチェックと表記)


について、いきなり書かれているからなんです(^o^) 1章にはマイケル・ジャクソン『ビリー・ジーン』の名前も出てきますが、
かなり繰り返し「ヤナーチェック」「ヤナーチェック」と出てくるので、
その時点で愛着がわきました。
単純ですが、そんな理由で導入はなかなか好印象です。

譬えるなら、
Emerson, Lake & Palmer1st聴いていたらヤナーチェクが出てきたよ!
みたいな。

EMERSON LAKE & PALMER (ELP) – Knife Edge





Leo Jancek – Sinfonietta



他にも、「タラス・ブーリバ」「ないしょの手紙」なども好きですねぇ、ヤナーチェクは。


ヤナーチェクの「シンフォニエッタ」は、
金管、打楽器がユーモラスなようで、時にしんみりした弦楽器が美しいのですが、
「青豆」という名の主人公の、
冷静を装いながらも動揺した(?)胸の内を表すのに最適なBGMかもしれません。





異常なまでに売れているらしい村上春樹『1Q84』
果たしてジョージ・オーウェル『1984』魯迅『阿Q正伝』は絡んでくるのか?
はたまた、VAN HALEN は出てくるのか(笑)?
続きを読むのが楽しみです。


タクシーのラジオは、FM放送のクラシック音楽番組を流していた。曲はヤナーチェックの『シンフォニエッタ』。渋滞に巻き込まれたタクシーの中で聴くのにうってつけの音楽とは言えないはずだ。運転手もとくに熱心にその音楽に耳を澄ませているようには見えなかった。中年の運転手は、まるで舳先(へさき)に立って不吉な潮目を読む老練な漁師のように、前方に途切れなく並んだ車の列を、ただ口を閉ざして見つめていた。青豆(あおまめ)は後部座席のシートに深くもたれ、軽く目をつむって音楽を聴いていた。
(中略)
 ヤナーチェックは1926年にその小振りなシンフォニーを作曲した。冒頭のテーマはそもそも、あるスポーツ大会のためのファンファーレとして作られたものだ。青豆は1926年のチェコ・スロバキアを想像した。
(中略)
ヤナーチェックの音楽はまだ続いている。弱音器つきの弦楽器が気持ちの高まりを癒すように、前面に出てくる。さっきのねじれの感覚は今ではもうずいぶん収まっていた。あれはいったいなんだったのだろう?
(中略)
考えているうちにヤナーチェックの音楽が終わり、聴衆が間髪を要れずに拍手を始めた。どこかのコンサートの録音を放送していたのだろう。長い熱心な拍手だった。ブラヴォーというかけ声も時折聞こえた。指揮者が微笑みをうかべ、立ち上がった聴衆に向かって何度も頭を下げている光景が目に浮かんだ。彼は顔を上げ、手を上げ、コンサートマスターと握手をし、後ろを向き、両手を上げてオーケストラのメンバーを賞賛し、前を向いてもう一度深く頭を下げる。録音された拍手を長く聞いていると、そのうちに拍手に聞こえなくなる。終わりのない火星の砂嵐に耳を澄ませているみたいな気持ちになる。

(第1章(青豆)見かけにだまされないように)


【追記】 村上春樹 / 1Q84 (BOOK 1) 村上春樹 / 1Q84 (BOOK2 の途中まで) 村上春樹 / 1Q84 (BOOK 1、BOOK 2) クローズアップ現代 / 村上春樹 "物語" の力 – 『1Q84』

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