- 2009-07-15 (水) 0:00
- む:村上春樹
ちょうど最近読み終えたばかりなので、
見てみました。
『クローズアップ現代』、7月14日(火)放送、
「村上春樹 "物語" の力」。
こちらに書いたとおり、たまたま
VAN HALEN の『1984』
を聴いた翌日、
ふらっと書店に入り、
衝動買いしたのが6月上旬。
「BOOK1」も「BOOK2」も
山と積まれていましたが、
その後、在庫不足で
買いたくても買えない人が多く出たようです。
世界45の言語に翻訳され、
中国では30作以上の翻訳本が出版されているという、村上春樹、
その人気の魅力はどこにあるのか、考察されていました。
多くの人が共感する気持ちとは、、、?
- 自分がどこの世界に属しているのか分からない。
- 取り残されているようで不安。
- 世の不条理や理不尽にどう立ち向かうか。
- 何を支えに生きてゆけば良いのか。
- 何のために生きているのか。
多くの読者を惹きつけるものがあるのかもしれません。
「シニカルでも、どこか前向きな文章」というのも、洗練された印象を受けます。
取材を受けた中国人の青年は、好きな文章として
完璧な文章などといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね。
(『風の歌を聴け』より)を挙げ、次のように語っていました。
村上春樹の小説には、孤独や淋しさ、将来に対する迷いがあります。しかし、そこに絶望はありません。あるのは生命力です。村上さんの本は、生きる希望を与えてくれるんです。
確かに、全ての人に必要なものは、この「生きる希望」、、、
言い換えれば、「人生の目的」「何のために生きるのか」
ということかもしれません。
ところが、
1995年、地下鉄サリン事件が
世を騒がせました。
オウム信者の中には、
賢く、頭の良い人が多く見られました。
人生に対し真面目で、思慮深いからこそ、
「溺れる者は藁をもつかむ」
状態になったのだと思います。
しかし、彼らが当初純粋に信仰として求めていたものは、
「生きる目的」であり、心の支柱であったに違いありません。
村上春樹がこの事件を知り、
本作を「書かねばならなくなかった」のは、
集団が、個の思考を停止させる恐ろしさを危惧してのことだと思います。
何が善で、何が悪か。
何のために生きるのか。
一人一人が、切実に考えねばならない問題提起を、
エンターテインメント性をもった筆致で訴えた『1Q84』は、
最近読んだものの中では、かなり面白いと思いました。
友達に貸した本がなかなか返って来ません。
順番待ちの人から「いつ頃貸してもらえますか?」との問い合わせも。
買ったけれど読んでいない、という人は、いても少ないと思うので、
おそらく現時点で、延べ200万冊以上は読まれているのではないでしょうか。
そのくらい面白いと思いました。
村上春樹氏 受賞演説でイスラエル批判
【追記】
村上春樹 / 1Q84
村上春樹 / 1Q84 (BOOK 1)
村上春樹 / 1Q84 (BOOK2 の途中まで)
村上春樹 / 1Q84 (BOOK 1、BOOK 2)
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コメント:2
- BlogPetのつとむ 09-07-15 (水) 14:18
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チャーリー432が不足したの?- charlie432 09-07-15 (水) 19:15
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いや、不足したのは本です。トラックバック:0
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