【自戒】身を滅ぼす慢心

closeこの記事は 2 年 5 日 前に投稿されたものです。間違いに気づいたらその都度修正していますが、今読んだらおかしな点もあるかもしれません。ご了承ください。
最近読んだ小話の中から、心に残ったものを下に引用してみました。

というのも、、、申し訳ないですが、知人で反面教師となる人がいまして(ー“”ー )


う ぬ ぼ れ


「自信」とは違って「自惚れ」とは醜いものですが、自覚のないところが恐ろしいと思います。「自惚れていない」という自惚れ。他人の姿をみると比較的分かりやすいのですが、自分の姿というのは分からないものです。

「有頂天から始まる地獄」とも言われるように、好調な時こそが危ないです。浮かれずに、気を引き締めねばならないと思います。そう思っていても、自惚れの罠からは抜け難いです。調子悪くても、きっと自惚れているに違いありません。

108の煩悩の中に「慢」というのがあり、我々は一生涯、自惚れから離れ切れないと教えられます。

諌めの言葉や批判、あるいは悪意ある誹謗・中傷であったとしても、受け止め方次第で、それは自己を成長させる尊いご縁となり得るのでしょう。難しいことですが、そういう度量の広さを身につけたいたいものです。それに関する文章が2番目の引用。




何故こんな気持ちになったかというと、上にも書きましたが、反面教師がいるんです。あ、ブログ友達やマイミクさんではありません。



なんて、他人事のように思ってはいけませんね。私のことです。すみません(ノ。ー)


■ミッドウェーで優勢であった日本艦隊が、なぜ敗れたのか

勝者を滅ぼすもの


 太平洋戦争の劇的なターニング・ポイントとなったミッドウェー海戦。
 戦力も戦局も歴然と優勢であった日本艦隊が、なぜ大敗を喫したのか。
 開戦から6ヵ月後の昭和17年6月5日のことである。
 ミッドウェー海戦に投入した日本の戦力は「赤城」「加賀」「飛龍」「蒼龍」の正規空母4隻と、戦艦2隻をはじめとして重巡2隻、軽巡1隻、駆逐艦12隻を随伴するバランスのとれた陣容だった。
 対する米機動部隊は、空母3隻のうち、まともな航空部隊を擁していたのは「エンタープライズ」だけ。「ホーネット」の飛行隊は新編成ホヤホヤ。「ヨークタウン」などは、1ヵ月前に被弾大破し突貫修理での再出撃だった。
 随伴する艦隊にしても重巡7隻、軽巡1隻、駆逐艦17隻と、数は揃っていても戦艦がふくまれていなかったし、共同作戦行動をした経験もなかった。
 航空機を比べても、日本側が285機に対し米側は233機。性能の優劣も判然としている。
 にもかかわらず日本は、主力空母4隻と搭載機285機のすべてを喪失し、戦局を逆転させることになったのだ。
 アメリカの戦史作家ウォルター・ロードは、ミッドウェー海戦記に「信じられぬ勝利」というタイトルをつけたほどである。

 なぜ、日本が敗れたのか。

 山本五十六大将の連合艦隊は、ハワイ攻撃以来、インド洋、ジャワ、オーストラリアへの連戦連勝で、無敵と自負するまでになっていた。
 開戦劈頭のハワイ作戦やフィリピン作戦までは、慎重に慎重を重ねて作戦を練り、訓練も徹底的にやった。
 常勝がついつい、その緊張感を弛緩させたのである。

"勝者を滅ぼすものは外敵に非ず、内なる慢心である"

 歴史の教訓を忘れた日本海軍は、慢心の落とし穴に嵌まってしまったのである。

■大将たる者、臣下の言葉をよく聞くべし



「大将たる者の第一のつとめは、臣下の諫言を聞くことである。諫めを受けねば、己れがあやまちを知ることができない。それゆえに人の上に立つ者は、家来が諫めのしよいように、よくなつかせておかねばならぬ。武田勝頼は諫言を嫌って身を滅ぼし、信長も森蘭丸の諫めをもちいず明智の恨みをかい失脚した。唐の太宗は広く諫言の途を開いたから、子孫長久の基を築いたのである」
 徳川義直は口癖のように、こう教訓していた。
 しかし、諫言に耳を傾け、進んで諫めをいれることは、難中の難事である。
 ある時、匿名封書を奉った者があった。義直が開封すると、
「お家には、十悪人がおります」と言う書き出しで、9人の名前が列挙してあったが、あとの1人が記されていない。
「もう一人は誰であろうか」
 義直は、近習を見回して尋ねた。
 そのとき、持田主計(もちだかずえ)という23歳の秘書が、
「それは、殿さまでございましょう」
と答えた。
「なんと申す。余が悪人とな」
 義直は、声を震わせた。
「他の9人は臣下でございますからはばかるにおよびませんが、残る一人ははばかるべきお方ゆえ、わざとお名をあげなかったものと思います。お名をあげずとも、殿さまにはお分かりになると思ったのでございましょう」
 ちょうど、自分が書いたもののように、ヌケヌケと言いはなった。
「余は格別、思い当たるところはないが、なにか欠点があれば言うてみよ」
「ございます。殿さまが、ご改心あそばして然るべしと思うことがおおよそ、10ヵ条ほどございます。よろしくば申し上げましょう」
と、列座の近習らの前で持田主計は、立板に水を流すごとく、義直の欠点を並べ立てた。
 臣下の前で、さんざんにコキおろろされた義直は、一時は憤満やるかたなく、肩で荒い息をしていたが、よくよく反省してみれば、持田主計の指摘には、思い当たる節が多かった。数日後、義直は持田主計を大忠臣として加増し、旧に倍して重用し国政に参与させたという。

 名君と、いわれた所以である。




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