★゜・。。・゜゜・。。・゜☆ 2010年05月23日 ☆゜・。。・゜゜・。。・゜★
【本】第1感 「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい / M・グラッドウェル(著)、沢田 博・阿部 尚美(翻訳)
以前、『単純な脳、複雑な「私」』(池谷裕二著)を読んだとき、知人から関連本として紹介されたものです。
直感や無意識のもつ優れた能力と、絶対視されがちな論理的思考の不完全性について、上掲書では脳科学的見地から述べているのに対し、本書は社会的事例を沢山出して分析しています。
原題は「blink – The Power of Thinking Without Thinking」。“考えずに思う力”とは興味深い内容です。「blink」とは、「まばたき」「点滅」という意味ですが、本書の言葉を借りると「輪切りにされた情報から瞬時に判断する能力」というニュアンスでしょうか。
科学的にはその存在が明らかにされていない「第六感」とは違って、“真っ先にひらめく感じ。直感”という意味の「第一感」が訳題とされています。そして、“「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい”という副題も経験的に理解しやすく、“面白そうな本”として読み始めました。多少回りくどい文章もありますが、翻訳されたものなので、仕方ないと思います。
結論としては、直感と熟考の両方が大事で、バランスのとれた判断力が大切だということになると思います。「興奮すると相手の心が読めなくなる」「人は時間がないと先入観に引きずられる」という項目がありますが、直感や無意識の判断力で難所を切り抜かねばならない状況もあり得ますし、その方が効率的で優れた結果を出せる時もあるので、直観力が鍛えられるよう、日頃から意識しておきたいと思いました。
ところで、最後の「謝辞」が面白かったです。レスラーのような体格で、金髪、長髪の知人が、風邪をひいて白い粉薬を新宿駅で飲んでいたら、職務質問され、持ち物全てをチェックされたという話を思い出しました。
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直感や無意識のもつ優れた能力と、絶対視されがちな論理的思考の不完全性について、上掲書では脳科学的見地から述べているのに対し、本書は社会的事例を沢山出して分析しています。
原題は「blink – The Power of Thinking Without Thinking」。“考えずに思う力”とは興味深い内容です。「blink」とは、「まばたき」「点滅」という意味ですが、本書の言葉を借りると「輪切りにされた情報から瞬時に判断する能力」というニュアンスでしょうか。
科学的にはその存在が明らかにされていない「第六感」とは違って、“真っ先にひらめく感じ。直感”という意味の「第一感」が訳題とされています。そして、“「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい”という副題も経験的に理解しやすく、“面白そうな本”として読み始めました。多少回りくどい文章もありますが、翻訳されたものなので、仕方ないと思います。
結論としては、直感と熟考の両方が大事で、バランスのとれた判断力が大切だということになると思います。「興奮すると相手の心が読めなくなる」「人は時間がないと先入観に引きずられる」という項目がありますが、直感や無意識の判断力で難所を切り抜かねばならない状況もあり得ますし、その方が効率的で優れた結果を出せる時もあるので、直観力が鍛えられるよう、日頃から意識しておきたいと思いました。
ところで、最後の「謝辞」が面白かったです。レスラーのような体格で、金髪、長髪の知人が、風邪をひいて白い粉薬を新宿駅で飲んでいたら、職務質問され、持ち物全てをチェックされたという話を思い出しました。
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