ロンドンの思い出(8) – ようやく到着

日記を書くのもようやくです。昨年7月のこと。

前回は含ませぶりな終わり方をしましたが、特にワクワクするようなオチはありません。

空港からやっとのことで最寄駅まで来たものの、ホテルまでの行き方が分からず、その場にいたモデル風お姉さんに道を尋ねたら、普通に丁寧に教えてくれました。

でも、ものすごいマシンガントークで、しかも若干ロンドンなまりだったので、聞き取れたのは半分くらい。

「どこまで行きたいの? Mitcham? ちょっと待って。(iPhone で検索)ふ~む、バスに乗らなきゃダメね。歩いて行くには遠いわよ。ほら、あそこにバス停があるからそこから乗ればいいわ」

こう言われたと思いますが、バス停といってもいくつかあってよく分からないし、ホテルの人に連絡もしなければなりません。

「(Excuse me, I'm from Japan and this is my first trip to London. I'm not so sure how to ...)あ、あのー、日本から初めて来てよく分からないので、、、」

こう言うと初めて「あら!そうだったの。分かったわ」と、納得したらしく、ゆっくり丁寧に話してくれるようになりました。


この人に限らず、向こうでは相手がどこの国の人であれ、分からないことはハッキリ「分からない」と言わないと、よく知っているものとして接してくるように感じました。いわゆる日本語における「外人」という意識はあまりないようです。そういえば空港で私に道を尋ねてきた中国人もそんな感じでした。
おそらく、このマンガ→多民族国家ーロンドン(イギリス)にもあるように、多民族国家であることが背景にあるのでしょう。今までアメリカに抱いていたイメージがイギリスにも当てはまると知りました。

参考:イギリス
民族:「イギリス民族」という民族は存在しない。主な民族はイングランドを中心に居住するアングロ・サクソン人、ケルト系のスコットランド人、アイルランド人、ウェールズ人だが、旧植民地出身のインド系(印僑)、アフリカ系、アラブ系や華僑なども多く住む多民族国家である。


で、お姉さんとのやり取りですが、バスで行けば良いことは分かったが、どのバスに乗れば良いか分からないし、バスから降りても iPhone のバッテリーが切れて困っている。その前にホテルに電話しなければならない。ということで「(Can I use your cell-phone?)電話を貸してもらって良いですか?」と頼むと、「What number? I'll call.」と、親切にも代わりに電話をかけてくれました。というか、見知らぬ人に電子機器を簡単に渡すのは平和ボケした人くらいなんでしょうね、きっと。

番号は国際電話らしく、頭に「0044」か何かをつけるような表示が出ていました。

繋がると、またさっきのマシンガントークで話し出し、その時聞き取れたのは「(Tooting Broadway ... Purple T-shirt ... O.K. I'll tell him.)トゥーティン・ブロードウェイ駅、、、紫のTシャツ、、、了解、伝えとくわ」くらい(^_^;)

通話が終わってこう言われました。

「あそこに看板があるの見える?○○って書いてあるでしよ?そうそう、あれ。あそこの下で待ってなさい。5分くらいしたら迎えに来てくれるって。オーカイ(O.K.)?」

何と!迎えに来てくれるよう話をつけてくれたようで、感謝・感激です。オーカイ、オーカイ。

救われた気持ちで「通話料払います」と硬貨を出そうとしたら「(No! No! No! Take care. Good luck. Bye! ;-))いいからいいから。気をつけて。頑張ってね。じゃあ(・ω・)ノ」と全力で拒否されて、改札の中に消えて行ってしまいました。ありゃりゃ。



気を取り直し、言われるままに通りの向こうの看板下で待つこと15分ほど。


確かに「five minutes」と聞いた筈ですが、誰も迎えに来てくれる気配がありません。7月とはいえ夜は少し肌寒く、少し雨もぱらついて来ました。その間 iPhone の電源は入らないし、迫力のある巨漢の黒人に変な目で見られるし、少し不安な気持ちになりました。

と、その時、ダーク・ブラウンの乗用車が目の前に止まり、中からにこやかな笑顔のイケメン兄ちゃんが「Hello! Nice to meet you. I'm Zak Mansoor. Welcome to London.」と出てきました。20代前半くらいのこのザックさんが宿泊場所まで送ってくれることに。非常に紳士的で親切なナイスガイです。

「(London is nice place!)ロンドンはいい所っすね!」と言うと「(Yes, London is nice!)そう、ロンドンはいい所だよ!」と嬉しそうに答えてくれ、車中の会話が弾みました。

途中、空腹だったのに気づき「(Is there any store where I could buy something to eat?)何か食べ物買える店ありますか?」と聞くと「(What do you want? Meat? Vegetable? Fish? Hamburger? or…)何が食べたい? 肉? 野菜? 魚? ハンバーガー? それとも、、、」。いやいや、もう夜も遅いので軽くで良いです。ということでハンバーガー屋へ。

Zakを車に残し、一人で入った店内では「ブッチャーさん」というあだ名をつけたくなるような黒人のおじさんが黙々と肉を切るところからバーガーを作ってくれました。ジャンクフードというよりは本格的な食事といった感じ。そのため少し時間がかかりましたが、味は思っていた以上に美味でした。一番最後の写真がそのときのハンバーガーです。店内はコインゲームが派手に光っていましたが、客は自分一人ですこし寂しげなところが日本とは全然違いました。

車に戻ると、なにやら神妙な面持ちのZak。待たせちゃったかな、悪いな、と思ったら、意外なことを言われました。「(In London, don't put the bags away. Dangerous.)ロンドンでは、カバンから手を離したらダメだよ。危ないから」と。なるほど。車の中に置いていたとはいえ、初対面の人を、ましてや海外で簡単に信用するのは危険ですね。

Zakさん、私服でスーツこそは来ていませんでしたが、きめ細かな案内、サービスはいかにもホテルマンという感じでした。(ただし、後日書きますが、この後とんでもないミスをやらかします^w^)


で、ようやくホテルに到着。閑静な住宅街の雰囲気でした(写真は翌朝撮影)。




日本のホテルのような、1階にフロントがあるようなところを想像していましたが、普通の家でした。




受付ってどうするのかと思い「(How can I pay the money?)お金はどうすれば良いんですか?」と聞くと、「(You've orderd from Expedia, haven't you? That's all right. I know your card number. Don't worry.)エクスペディアで申し込んだんでしょ?大丈夫。カード番号を聞いているから。心配しなくても良いです」とのこと。





玄関の開け方は、ノブをひねりながら鍵を回し、そしてまたノブを戻す、という仕組みで少し複雑でした。そしてその中にはさらに内扉があって、それは簡単な鍵。


中に入ると、すぐに階段があって、



自分の部屋は2階、3号室。



「Your room is very very small!(すごく小さい部屋だよ!)」と笑いながら案内されましたが、一番安かった部屋は本当に狭かったです!

ベッドと、



ベッドの半分くらいの床と、クローゼットのみ。狭くて物の少ないシンプルな部屋が好きなので、快適でしたが(笑)





窓からの眺めは翌朝撮影しました。








Zakさんによる共用スペースの案内。

ダイニングにはテーブル、アイロン、自由に使えるパソコンと無線LANあり。早速このPCで、ロンドンの観光名所とヴィクトリア・パークへの行き方をプリントアウトしてくれました。結局観光する余裕はありませんでしたけど。




キッチンの冷蔵庫、各部屋に割り当てられた食品庫は自由に使うことができます。清潔に保たれていました。料理はおろか、ここで食事をとる余裕もありませんでしたが。




浴室は広く、3号室の6倍くらいはあってカメラに収まりきりませんでした。

シャワーと、



バスタブつきシャワーがあり、



さらに2階にも、トイレ付きバスが。

ちなみに、翌々日の朝、PCで調べ物をしていたら、6号室のロシアのお姉さんがバスタオルで隠すだけの裸で降りてきて、驚くこともなく向こうから挨拶してきてシャワーを浴びにきたのにはびっくりしました。滞在中、このお姉さんとの関係において、忘れ得ぬ出来事があったのですが、それについては後日書きます。

リビングにはソファーとテレビ、テーブルがあり、優雅でリッチな気分になりました。でもここはロンドンで一番安い宿。3泊で確か(換算して)6000円くらいでした。




非常口の案内、緊急時電話番号(日本いう110番、119番は確か「999」だったような、、、忘れました。)、Zakの携帯番号を聞いて、長かった道中もこれで一段落。真夜中の0時を過ぎていました。

さっき買ったハンバーガーを食べながらテレビをつけましたが、どのチャンネルが何の放送なのか、さっぱり分かりませんでした。日本でもほとんどテレビは見ないので、あまり変わりませんが(^_^;



iPhoneのバッテリーも復活したので、twitterで「食事なう」とつぶやいたら、兵庫の知人から「なんでコーラやねん!」と突っ込まれました(笑)。アルコールを飲まない自分には、バーガーショップにコーラしかなかったのです。日本のコーラと同じ味でした。




翌日は、いよいよヴィクトリア・パークにてライヴ初日。13:00スタートですが、また道に迷うことを想定して早起きしなければなりません。

(つづく)




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