★゜・。。・゜゜・。。・゜☆ 2009年05月24日 ☆゜・。。・゜゜・。。・゜★
道尾秀介 / 向日葵の咲かない夏
死体愛好癖、動物虐待、『性愛への審判』なる小説、子に対する偏愛、奇妙な葬儀の風習、昆虫・爬虫類や植物への生まれ変わり、いじめ、殺人、自殺、など。
これらの題材を取り入れ、ややホラーの要素もあるミステリーで、好き嫌いが分かれるかも知れません。
ホラーとミステリーはOKとして、自分はこういう類のものは好きではないはず。
にもかかわらず、ぐいぐいひきつけられて読んでしまいました。気持ち悪いところもありましたが、率直な感想としては面白かったです。
事件は、夏休みのプリントと宿題を、欠席したクラスメートのS君に届けるため、僕が彼の家へ行ったときに起こります。そして、そこで見た、首つられたS君の死体が、わずかな後に消えてしまうという、その謎を説くのもまたS君自身、、、なのか?
予測不能で奇想天外なストーリー展開の末、最後もまた意外な種明かしがなされます。
ただ、題材を盛り込みすぎの感はなきにしもあらずで、「あれ? あれは一体何だったの? あそこはなぜ?」と思うところはあります。丁寧に読めば気付くのかも知れませんが、すこし理解できなかった部分もあります。
その上で、理不尽な世界や、人間の持つ狂気性、生きることの意味や「世界内存在」などが訴えたいテーマなのかな、と感じました。
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