EVANESCENCE / The Open Door



最初聴いたときは、1stの『Fallen』に比べ、単調かな? と思いましたが、

何回か聴いているうちに良さが分かってきました。

今思えば、今作がつまらないのではなく、

1stのインパクトが強烈だったので、それにとらわれていたのだと思います。


2006年の2ndアルバム『The Open Door』は、メンバーチェンジがあったものの、

『Fallen』とはほぼ同じ路線で、

エモーショナルで澄んだ歌声のエイミーのヴォーカルと、ヘヴィな楽器陣の繰りなす楽曲は、

冷たく陰鬱で、繊細かつ美く、切ない感じのところに強く惹かれます。


中でも気を引いたのは、モーツァルトレクイエムを基にした、

Evanescence- Lacrymosa



原曲の、悲しいイメージを崩すことなく、

怪しげで、新感覚のアレンジが素晴らしいです。



1stシングルとなった、(2)「Call Me When You’re Sober」は、

ベース、そしてバッキングギターがカッコイイですねぇ。かなり好きです。


そして、全般的にピアノの使い方がすごく心に残ります。

特にアルバム後半は、アメリカのバンドと思えぬ、北欧的な寒い感じが出ていて良いです。

最初のうちは、そこが今ひとつ盛り上がりに欠けると感じていましたが、

叙情的で良いと思うようになりました。
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EVANESCENCE / Fallen

 全世界で1500万枚以上の売り上げ、グラミー賞2部門獲得という EVANESCENCE の1stアルバム、2003年の作品ですが、最近になって、ようやく聴くことが出来ました。
 いきなり1曲目から超キラーチューン、続く2曲目以降も聴き手をグイグイ引き込む魅力的な曲が並び、素晴らしいアルバムです。
 最初、日本人が英語で歌っているのでは?と思ってしまいました。曲のアレンジといい、メロディといい、良質のJ-POPに通ずるものを感じます。エイミーのヴォーカルは宇多田ヒカル的でもあります。あるいは(1)「Going Under」は、伸びやかで高音域な歌い方で KILLSWITCH ENAGGE を思い出してしまうのは私だけでしょうか。女性版 LINKIN PARK みたいだという意見もありますが、なるほどそうとも言えるかも、と思いました。
 その上で、透き通るような美しさと陰鬱で重々しい雰囲気がうまく融合したサウンドは EVANESCENCE 独自の世界観を築き上げていると思います。バック・コーラス、オーケストレーション、そしてピアノの使用が印象的ですが、やはり何と言ってもエイミーのヴォーカルの歌唱力が際だっています。ビョークをも思わせる迫力のヴォーカル……特に、ピアノとチェロをバックに歌う(8)「Hello」でそれは顕著に感じられます。
 この「Hello」、曲調から DREAM THEATER「Vacant」を思い出してしまうのですが、DREAM THETAER といえば、(2)「Bring Me to Life」における男性ヴォーカルはマイク・ポートノイかと最初思ってしまいました。映画「デアデビル」のサントラに使用されたこの「Bring Me to Life」は、ヴォーカルの掛け合いも好きなところです。
 他には、(6)「Tourniquit」から(7)「My Imaginary」への展開、(5)「Haunted」や(11)「Whisper」におけるコーラスの充実ぶりなど、鳥肌立つ素晴らしさです。
 最初に書いたのとは矛盾するようですが、ヨーロッパのバンドかと思ったらアメリカ出身なのが意外でした。
Evanescence – Imaginary
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