LABYRINTH / Labyrinth

 イタリア出身、ラビリンスの2003年4thアルバム。バンド創設者でリーダーだった Olaf Thorsen の脱退という危機を乗り越えて作った本作は、バンド名をタイトルに冠しただけあり、全10曲がキラーチューンとも思える、質の高い渾身作となっています。アンドレ・マトスが抜けて『Rebirth』を作った ANGRA の例を思い出します。
 同じイタリア、クラシカルなメタルでも、RHAPSODY OF FIRE がファンタジックなオペラだとすると、この LABYRINTH は交響曲を聴いている感じでしょうか? クラシックが好きな人なら、充分魅力的なバンドだと思います。メロディアスなギター、キーボードに加え、本作では Roberto Tiranti のハイトーン・ヴォーカルの上手さに驚かされます。
 ジャケットのアートワークも、聴く前から曲が想像できそうな想像力を駆り立てるものです。  で、(1)「Prophet」は予想通りの名曲。イントロ5秒でガッツポーズです。レ(゚Д゚レ)  そして(2)「Livin’ in a Maze」ですでに名盤?という感触、(3)「This World」の時点でその思いはすでに確信に、、、これが初めて聴いた時の思いです。
 ドイツ、北欧を感じさせるメロディック・パワー・メタル、最後まで飽きることなく安心して聴けるのが嬉しいです。バラードの(5)「Neverending Rest」も素晴らしいし、トランスっぽいイントロの(8)「Synthetic Paradise」も心に残ります。
 非常に良いバンド。イタリアは芸術の国だとつくづく思わされます。

Synthetic Paradise / Livin’ In A Maze

Links: 怪奇骨董音楽箱 HEAVY METAL MANIACS(爆笑) Monochromatic Stains 2003年 月新譜HM/HRアルバム・レビュー。 LABYRINTH / Labyrinth LABRINTH Labyrinth / Labyrinth LABYRINTH Japanese Official Website このCDを買え!


Track List: 1. Prophet試聴 2. Livin’ in a Maze試聴 3. This World 4. Just Soldier (Stay Down)試聴 5. Neverending Rest試聴(後半) 6. Terzinato試聴 7. Slave to the Night試聴 8. Synthetic Paradise試聴 (for Karaoke) 9. Hand in Hand 10. When I Will Fly Far 11. Prophet [Bonus] 12. Synthetic Paradise [Bonus]

マルチェッロ 他 / オーボエ協奏曲

 音楽を好んで聴くようになったのは、小学校4年生の時、授業で知ったモーツァルトがきっかけですが、中でもクラシックに興味を覚えたのは、同時期に聴いたマルチェッロという作曲家のおかげです。
 その日、運動会の当日にもかかわらず、風邪を引いて寝込んでいました。病床にて、たまたまラジオで耳にしたのが『マイ・クラシック』という番組で、テーマ曲であるエルガー「愛の挨拶」(オーケストラ編曲版)に魅かれ、続けて聴いていたのです。その回はハインツ・ホリガーの特集でした。当時はホリガーともホリデーとも知らず、運動会を休んで気持ちが凹んでいたのですが、オーボエの物悲しい音色に心癒されたのを覚えています。その1曲がこのマルチェッロのオーボエ協奏曲だったのです。  ちなみに、ここでいうマルチェッロとは、アレッサンドロ・マルチェッロのことで、弟のベネデットも音楽家です。 (続きを読む…)

RHAPSODY ~ Queen Of The Dark Horizons

Rain Of A Thousand Flames RHAPSODY Rain of a Thousand Flames より 「Queen Of The Dark Horizons」
 映画に(プログレも)疎いことが露呈され、お恥ずかしのですが、、、
 RHAPSODY(今は RHAPSODY OF FIRE)のミニアルバム『Rain Of A Thousand Flames』(左画像)の(3)「Queen Of The Dark Horizons」で使われているフレーズが、映画『フェノミナ』のテーマだということを、つい最近知りました。同アルバム収録の(7)「The Wizard’s Last Rhymes」ドヴォルザークというのはすぐに分かるのですが、『フェノミナ』を観たことがないので(><)ずっと RHAPSODY のオリジナルかと思っていました。
 で、この件に関して、めたばかさんに質問したところ、お忙しいにもかかわらず、すぐにお返事を頂きました。 (有難うございます\(^o^)ノ)  いつもながら丁寧で、しかも簡潔な説明なので、是非公開したく、本人の了承を得て以下に引用させていただきます。
(質問) Goblinについて調べていたら、 こんなのがありました。 今まで、この曲はRHAPSODY の「QUEEN OF THE DARK HORIZONS」(RAIN OF A THOUSAND FLAMES 収録)だと思っていたのですが、オリジナルではないということなのでしょうか? あるいは、ユーザーが勝手に映像と音楽を組み合わせてアップしたのか、、、? お返事いただければ嬉しく思います。
[emoji:v-236]    [emoji:v-3]    [emoji:v-5]    [emoji:v-1]    [emoji:v-218]
(返信) この曲は間違いなくゴブリン(というかクラウディオ・シモネッティ)が オリジナルです。 というか、この映像は、この曲のビデオクリップで ダリオ・アルジェント自らが監督しています。 映像と、別の曲を組み合わせたわけではなく、これが正規です。
映画「フェノミナ」のインテグラルハード完全版を購入すると 特典映像としてみられるはずで、このYOUTUBE映像も そこから流出したものでしょう。 (LDには間違いなく収録されています)
なお、この時期のゴブリンは 実質的にはクラウディオ・シモネッティのソロで アルジェント映画の音楽の時にだけ「ゴブリン」名義を使ってたようです。
ラプソディはイタリアのバンドで、かつ、 海外のサイトではプログレ・バンドとして取り上げられたりもするので ゴブリンの影響を受けていても、おかしくはないでしょう。
補足説明です。 正確には、この曲は曲名が「フェノミナ」で、 ゴブリンではなく、クラウディオ・シモネッティのソロ名義で発表されています。 歌唱を担当しているソプラノ・ヴォーカルのピナ・マグリは、 本職はオペラ歌手らしいのですが、詳細は不明です。
ゴブリン名義では4曲がサントラに収録されているのですが この時点でのゴブリンのメンバーは、前述のシモネッティと ファビオ・ピニャテリ(ピニャレリ、ピニャテッリ表記も存在)の二人だけで 名義を使い分けていることにあまり深い意味はないのかもしれません。 (作曲印税の配分の問題かもしれません)
実際、ゴブリン名義の4曲と、「フェノミナのテーマ」は まったく同時期に、ローマの同じスタジオで収録されているようです。
ゴブリンは元来が、ダリオ・アルジェントを中心とする 音楽プロジェクトであるという説もあり、いまひとつ全容がとらえにくく 謎の多いバンド?プロジェクト?です。
1982年の「シャドー」のサントラでは、アルジェント監督、 シモネッティ参加にもかかわらず、ゴブリン名義が使用できず、 アルバムジャケットにゴブリンの表記がありません。 (日本ではゴブリン作品としてリリースされています)
 めたばかさん、ありがとうございました。アルジェントシモネッティゴブリンの間には奇妙な関係があることが分かりました。それと、確かに、ラプソディにはプログレの要素がありますね。  
文中に出てきたのはこの映像です ↓ PHENOMENA



それが RHAPSODY の手にかかると、 こうなります
Queen Of The Dark Horizons
(前半)
(後半)


Links: メタル馬鹿一代 ゴブリン/シモネッティCDガイド ゴブリンその1 ゴブリンその2 ゴブリンその3 ダリオ・アルジェント作品サウンドトラック AVETE VISTO DARIO ARGENTO PAGE(トップページ)

    2012年5月
    « 4月    
     123456
    78910111213
    14151617181920
    21222324252627
    28293031