プッチーニ Archive
プッチーニ ~ 歌劇『トスカ』
- 2007-06-02 (土)
- プッチーニ
最近では、荒川静香さんの活躍により「誰も寝てはならぬ」が有名になったプッチーニですが、それは『トゥーランドット』でCDを持っていません。唯一私が持っているプッチーニはリッカルド・ムーティーの『トスカ』です。余裕があれば『トゥーランドット』『蝶々夫人』など欲しいところです。
主要な登場人物、トスカ(S)、カヴァラドッシ(T)、スカルピア(Br)、アンジェロッティ(B)が、政治的な人間関係に翻弄され、皆死んでしまうあたりは、大石内蔵助、浅野内匠頭、吉良上野介の出てくる元禄赤穂事件を何となく思い起こさせます。愛と芸術の国イタリアと、恩と忠義に生きる(生きた[過去形])日本の違いがよく出ていると思いますが、共通する人間の本性を見ることが出来るのではないでしょうか。そこに渦巻くのは欲・怒り・恨み・嫉妬・裏切り……などの醜い心であり、時代や国を超越した真理のようにも思われます。
「偽」とは「人」の「為」と書きますが、所詮、自分の事しか考えられないのが人間なのでしょう。余裕のあるときは他人に親切できても、窮地に立たされると誰もが保身に守るものです。“「他人のために役立ちたい」「社会に貢献したい」と思っている。だが、口で言うほどやさしいものではない。まわりの人のためだとわかっていても、タバコさえもやめられぬのが実態ではなかろうか”という文章がありますが、これが人間の本質だと思います。犯罪や闘争が各地で絶えないのも、ある意味、自然の道理なのかもしれません。
話がそれましたが、音楽的には第三幕からラストまでがドラマチックで好きです。最後(以下、ネタバレ。でも、有名だからいいや)、サンタンジェロ城の屋上から、トスカの投身は衝撃的ですね。
ちなみに Uli Jon Roth の『Prologue To The Symphonic Legends』
(関連)
トスカよもやま話
歌劇「トスカ」のストーリー
歌劇『トスカ』について
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