RHAPSODY ~ Queen Of The Dark Horizons

Rain Of A Thousand Flames RHAPSODY Rain of a Thousand Flames より 「Queen Of The Dark Horizons」
 映画に(プログレも)疎いことが露呈され、お恥ずかしのですが、、、
 RHAPSODY(今は RHAPSODY OF FIRE)のミニアルバム『Rain Of A Thousand Flames』(左画像)の(3)「Queen Of The Dark Horizons」で使われているフレーズが、映画『フェノミナ』のテーマだということを、つい最近知りました。同アルバム収録の(7)「The Wizard’s Last Rhymes」ドヴォルザークというのはすぐに分かるのですが、『フェノミナ』を観たことがないので(><)ずっと RHAPSODY のオリジナルかと思っていました。
 で、この件に関して、めたばかさんに質問したところ、お忙しいにもかかわらず、すぐにお返事を頂きました。 (有難うございます\(^o^)ノ)  いつもながら丁寧で、しかも簡潔な説明なので、是非公開したく、本人の了承を得て以下に引用させていただきます。
(質問) Goblinについて調べていたら、 こんなのがありました。 今まで、この曲はRHAPSODY の「QUEEN OF THE DARK HORIZONS」(RAIN OF A THOUSAND FLAMES 収録)だと思っていたのですが、オリジナルではないということなのでしょうか? あるいは、ユーザーが勝手に映像と音楽を組み合わせてアップしたのか、、、? お返事いただければ嬉しく思います。
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(返信) この曲は間違いなくゴブリン(というかクラウディオ・シモネッティ)が オリジナルです。 というか、この映像は、この曲のビデオクリップで ダリオ・アルジェント自らが監督しています。 映像と、別の曲を組み合わせたわけではなく、これが正規です。
映画「フェノミナ」のインテグラルハード完全版を購入すると 特典映像としてみられるはずで、このYOUTUBE映像も そこから流出したものでしょう。 (LDには間違いなく収録されています)
なお、この時期のゴブリンは 実質的にはクラウディオ・シモネッティのソロで アルジェント映画の音楽の時にだけ「ゴブリン」名義を使ってたようです。
ラプソディはイタリアのバンドで、かつ、 海外のサイトではプログレ・バンドとして取り上げられたりもするので ゴブリンの影響を受けていても、おかしくはないでしょう。
補足説明です。 正確には、この曲は曲名が「フェノミナ」で、 ゴブリンではなく、クラウディオ・シモネッティのソロ名義で発表されています。 歌唱を担当しているソプラノ・ヴォーカルのピナ・マグリは、 本職はオペラ歌手らしいのですが、詳細は不明です。
ゴブリン名義では4曲がサントラに収録されているのですが この時点でのゴブリンのメンバーは、前述のシモネッティと ファビオ・ピニャテリ(ピニャレリ、ピニャテッリ表記も存在)の二人だけで 名義を使い分けていることにあまり深い意味はないのかもしれません。 (作曲印税の配分の問題かもしれません)
実際、ゴブリン名義の4曲と、「フェノミナのテーマ」は まったく同時期に、ローマの同じスタジオで収録されているようです。
ゴブリンは元来が、ダリオ・アルジェントを中心とする 音楽プロジェクトであるという説もあり、いまひとつ全容がとらえにくく 謎の多いバンド?プロジェクト?です。
1982年の「シャドー」のサントラでは、アルジェント監督、 シモネッティ参加にもかかわらず、ゴブリン名義が使用できず、 アルバムジャケットにゴブリンの表記がありません。 (日本ではゴブリン作品としてリリースされています)
 めたばかさん、ありがとうございました。アルジェントシモネッティゴブリンの間には奇妙な関係があることが分かりました。それと、確かに、ラプソディにはプログレの要素がありますね。  
文中に出てきたのはこの映像です ↓ PHENOMENA



それが RHAPSODY の手にかかると、 こうなります
Queen Of The Dark Horizons
(前半)
(後半)


Links: メタル馬鹿一代 ゴブリン/シモネッティCDガイド ゴブリンその1 ゴブリンその2 ゴブリンその3 ダリオ・アルジェント作品サウンドトラック AVETE VISTO DARIO ARGENTO PAGE(トップページ)

RHAPSODY ~ Symphony Of Enchanted Lands

 数ある RHAPSODY のアルバムの中で、最もジャケットのデザインがダサイと思われる2ndアルバムですが、②「Emerald Sword」圧倒的な人気を誇っています。サビのコーラス(合唱)はワーグナー『ローエングリン』を思い起こさせ、非常に印象深く耳に残ります。他の曲も総じて高水準の楽曲を保っているだけに、ジャケットの悪さだけが唯一残念に思います(一方、Symphony of Enchanted Lands II は素晴らしいですがね)。
 1stアルバムから明確なこのバンドの方向性は、好き嫌いがハッキリ分かれるところでしょう。「クサメタル」と小馬鹿にしている人も少なくないようですが、オペラなどのクラシック音楽、映画のサントラ、ゲームミュージック、ファンタジー、トラッド……などが好きな人は、1stや、続く3rd、またそれ以降も続けて聴きたいところです。「どれも同じに聴こえる」という意見もありましょうが、通しで聴くと微妙に成長していることが分かると思います。この2ndは、ギターやベースが控えめで、オーケストラの演奏が前面に出ているのが特徴と言えるでしょうか。
 ①「Epicus Furor」、冒頭数秒を思わずブルックナーと勘違いしたほど、大作を予感させる出だしにワクワクします。2曲目へつながる厳かな流れが素晴らしいです。  ②「Emerald Sword」は前述したとおり、充実の傑作です。  ③「Wisdom of the King」は、バロック音楽の室内楽を思わせる静かなイントロに続き、陽気なスピードナンバーへと展開してゆきます。2分40秒あたりからのストリングスはノーテンキに愉快な感じで、『サザエさん』のBGMに使われても違和感がないのでは?と思ってしまいます。中島君花沢さんの下校風景を思い出してしまうのは私だけでしょうか?  ④「Heroes of the Lost Valley」は次曲につながる短い曲で、SEや語りがメインです。  ⑤「Eternal Glory」、勇壮な行進曲風オーケストラに始まる7分に及ぶ曲です。緩と急、オーケストラとバンド、古典と現代などがうまく調和してドラマチックな流れを展開しています。  ⑥「Beyond the Gate of Infinity」は風の音や獣の鳴き声のSE、怪しげなキーボードに始まり、不気味な感じが出ています。魔王の宮殿に侵入してゆくようなイメージでしょうか。  ⑦「Wings of Destiny」。美しいバラードですね。  ⑧「Dark Tower of Abyss」。う~む、J.S.バッハのチェンバロ協奏曲でしょうか。ゲーム音楽っぽいですが、同時にアニメ音楽にも使える曲だと思います。  ⑨「Riding the Winds of Eternity」は雄大な感じの始まり方がシューマンの交響曲を思い起こさせます。この曲に限ったことではありませんが、伸びやかなハイトーン・ヴォーカルが気持ち良いです。  ⑩「Symphony of Enchanted Land」。アルバム最後を飾るにふさわしい13分の大曲です。ナレーション、ピアノとオーケストラから、荘厳なオルガンをバックに始まるヴォーカルに引き継がれ、この先どう展開するのか?と高揚感高まるイントロには思わず手に力が入ってしまいます。続いて民族音楽的雰囲気に転じ、大合唱を経て、①のフレーズが再現したかと思ったら美しい女性ヴォーカル……そしてまた民族音楽的フレーズへ。これはもうオペラですね。最後、凱旋行進曲風メロディが提示され、中世を思わせる弦楽器と笛の音色がフェードアウトする終わり方は、聴き手の関心を否応なしに次のアルバムへと向かわせます。
 ギターってソロ以外に出てきたっけ?という印象の2ndアルバムでした。3rdはこれより少しメタル色が強いかと思いますが。

(関連) 薄闇の狂詩曲 Sink HR/HMの旅 Golbnikufesin (N.F.B.) 鴉の内臓 鋼鉄龍の咆哮 Melodic Power Metal メロディックパワーメタル RIFF RAFF このCDを買え!

RHAPSODY~Legendary Tales

Legendary Tales
 イタリア出身の驚愕のバンド、RHAPSODY (2006年7月14日、著作権及び商標の問題により、Rhapsody of Fireに改名しましたが)の記念すべき1stアルバム。楽曲的には、ANGRAバッハヘンデルテレマンなどのバロック音楽を加え、BLACKMORE’S NIGHT 的な、トラッドソングを混ぜたような、極めて完成度の高い、芸術作品。チェンバロや金管・木管楽器、弦楽器なども多用しており、クラシックファンとロックファンの心を同時にわしづかみにすること必至です。初めて聞いたとき、かつて VIPER の Theater of Fate を聞いたときのショックが蘇りました。「そうそう、これだよ、これ!」といった感覚でしょうか。ジャケットの絵も結構好みだし。
 まず、イントロからして、バッハのオルガンを思わせるキーボードの上にオルフの「カルミナブラーナ」的な、荘厳な混声合唱。やがて、一呼吸あって、伸びやかなハイトーンヴォーカルが現れる。そして、ギターのリフが始まって快感の疾走チューンへと……「お約束」というか、この手の音楽ファンにはたまらない“黄金律”ですな。その後、2曲目、3曲目……と進み、最後、「2ndへ続く」というように、静かに終わるのです。
 そう、4枚のアルバムで「Emerald Sword Saga」なるファンタジーを完結させる予定で始まった、1stアルバムがこれなのです(結局5枚になりましたが)。いきなりこんな完成度高くて、この先どうなるのだろうか、と不安に思ったファンもあったようです。残念ながら私はリアルタイムで体験できなかったのですが、通しで5枚聞いた時は、腰抜かしましたよ。彼らはただ者ではないです。
 イントロ10秒でノックアウトされた方、この先、壮大な狂詩曲の世界に引き込まれることでしょう。  まだ、聴いたことのない方は、1st → 2nd → 3rd → …… と聴かれることをオススメ致します。
 世の中には凄い人達がいるもんだ、とつくづく思いました。

(参考) http://www.hvymetal.com/album/101.html http://www.xametal.net/impressions/view/264 http://yaplog.jp/lunaismy/archive/31#tb kreuzhakenさんのブログ 北の大地のBIGなお話 Taroさんのブログ

Filed under: RHAPSODY  タグ: , , , , , , , , , , , , ,   charlie432 23:55  Comments (0)
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