ボロディン ~ 交響曲第2・3番 他

 元々、“ダッタン人の踊り”を目的に買ったこのCDですが、交響曲の2、3番が非常に素晴らしいです。
= 交響曲第2番 ロ短調 =  ●力強く、重厚な第一楽章は、SYMPHONY X のようなバンドがカヴァーしたらカッコイイだろうなあ、と思いました。  ●第二楽章、軽快なスケルツォで、テクニカルな曲?と思いましたが、どうでしょうか。途中の叙情的メロディも良いです。  ●第三楽章は牧歌的な雰囲気で、落ち着きます。ホルンなどの金管楽器が活躍しますが、時々聞こえてくるクラリネットの音色に癒されます。  ●第四楽章。前楽章から続いているのでしょうか。いかにもロシア的なメロディと力強いアレグロで、終楽章にふさわしい印象的な曲だと思いました。
= 交響曲第3番 「未完成」 =  ●第一楽章、悲しげなオーボエの第一主題で始まるメロディが非常に印象的です。このメロディが様々に変化して曲が発展してゆきます。覚えやすく、また、親しみやすい曲ではないでしょうか。初めて聴いたときから何となく口ずさめるのがボロディンの特徴かもしれないと思いました。  ●第二楽章、ベートーヴェンのスケルツォを思い起こさせる曲かと思います。
= 歌劇「イーゴリ公」より =  ●序曲:正直なところ、あまり印象に残りませんでした。「ダッタン人の踊り」のメロディーが出てくるので、「あ、イーゴリ公か」と思った程度です。
ダッタン人の踊り(譜) 譜例
 ●ダッタン人の踊り:Wikipedia から拝借した左の譜例で言うと、No.17[b] の部分が特に印象的です。  ジャズにアレンジされた非常にお洒落なヴァージョンをテレビCMで聴いたことがあります。弦楽四重奏曲第2番と合わせ、ボロディンのメロディの中で最も好きなところです。
 作曲が遅かったという逸話がありますが、化学者・医者という本職を持ちながらこれだけの曲を残すの大変なことだったのではないかと思います。ただ、イーゴリ公はリムスキー=コルサコフとグラズノフの手によって完成されましたが、交響曲第3番が未完で終わったのは残念です。

(関連) アマオケ_ホルン日記 うちの音棚 みー太の音楽日記 今日も元気で

チャイコフスキー ~ 交響曲第6番

Tchaikovsky
『悲愴』の名で知られるこの曲、正直なところ「結構明るいところもあるのでは?」という印象があり、マーラー『悲劇的』の方が好きなのですが……。でも、いかにもチャイコフスキーらしい名曲ですね。 (^^;ゞ
 3日の夜、某漫画家さんの誘いにより、東京国際フォーラムで聴いてきました。ドミトリー・リス指揮、ウラルフィルハーモニー管弦楽団でした。
 ホールA1階45列、かなり後ろのほうだったので、あまり良く見えませんでしたが、第3楽章がかなり熱演で、思わず拍手が沸き起こりました。一瞬「え、終わり?」と思ってしまいました。
 しかしこの曲はやはり第4楽章が命でしょう。第1楽章同様、出だしのいかにも「ロシア!」って感じが好きです。そして最後、静かに終わってから拍手までの沈黙の緊張感が良かったです。
 チャイコフスキーは、弦楽四重奏曲第1番が好きで、この『悲愴』にはあまり思い入れがなかったのですが、今回改めて好きになりました。
 会場では『のだめ』関連のCD販売が盛況で、「今、クラシックって流行ってるんだ」と実感しました。すみません、最近は DREAM THEATER がマイブームで気づきませんでした。 (–;ゞ

ストラヴィンスキー ~ ミューズの神を率いるアポロ/春の祭典

STRAVINSKY
 ある友人が、「20世紀音楽の最高峰は『春の祭典』だ」と言っていました。その是非はともかく、『火の鳥』『ペトルーシュカ』『春の祭典』で有名なストラヴィンスキーは、聞けば聞くほどに魅力を感じます。このCDは、いかにも「新古典主義です」と言わんばかりの『ミューズの神を率いるアポロ』と、原始的なバーバリズムを強く感じさせる『春の祭典』のカップリングです。
 まず、『ミューズの神を率いるアポロ』から。この曲をはじめて聴いたのは、中学生の頃、ラジオからでした。曲が終わり「ただ今の曲は、ストラヴィンスキーの・・・」と聞いて驚いたのを覚えています。ストラヴィンスキーといえば『春の祭典』のイメージが強烈にあったので、こんな曲を書いていたのか、と思いました。弦楽器のみで演奏される、大変美しい曲です。「古典的」ではあるが、確かに20世紀の薫りがする、名曲ですね。
 次の『春の祭典』、あまりに有名なこの曲ですが、内容的には原始宗教の儀式を表しており、「敵対する部族の遊戯」とか「いけにえの踊り(選ばれた乙女)」とか、タイトルからしておどろおどろしいです。複雑なリズム・変拍子・不協和音が雰囲気を醸しだしています。初めて聞いたときは「何じゃこりゃ?」という衝撃を受けましたが、繰り返し聞くと、スラッシュメタルっぽくて癖になります。20世紀を代表する音楽と言われて納得です。


(参考) ストラヴィンスキーのバーバリズム (晴れ 36度) ストラヴィンスキー/春の祭典 ojiyanさんのブログ Tシャツ投資館「至福路」 -メセナ・音楽・トレーディング -

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