ショーソン / 詩曲

 パリ音楽院マスネーに学んだものの、フランクに傾倒、また、ワーグナーの影響で国民音楽協会の一員として活動したショーソン。44歳の時、自転車で散策中に自動車にはねられて亡くなったそうで、お気の毒です。でも、他人事とは思えません。安全運転に心掛けたいと思います。
 さて、そのショーソンが1896年、41歳の時に作ったのが「ヴァイオリンとオーケストラのための詩曲」、簡約して通常「詩曲」と呼ばれます。ヴァイオリンの名手イザイに捧げられた曲で、彼の代表作と言えます。
 すごく切なく、美しいのですが、感情に訴えることのない冷めた魅力があります。絵画にたとえると、動植物の描かれていない、岩や河だけの、ぼんやりとモヤがかかった風景画のような感じでしょうか。必ずしも聴きやすい曲とは言えないかも知れませんが、聴き終えると心が浄化されたような感覚になります。その点、シェーンベルク「清められた夜」に通ずる感想です。
 楽曲的にはヴァイオリンの難易度が高そうです。     Links: ショーソン 詩曲 Op.25|音に巡る想い 僕だけの青 : 6/17 ショーソン「詩曲」 Sous le Ciel de Paris | Reminiscencesについて。E.ショーソン作曲 「詩曲」とG.フォーレ作曲 「ヴァイオリンとピアノの為のソナタ第1番」について。 神戸阪神地域芸術文化情報 : ジャック・ティボーの芸術(8)ショーソン:詩曲 作品25

David Oistrakh plays Chausson Poeme (part 1 of 2)
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シェーンベルク 他 ~ 清められた夜 他

 クリムトの『接吻』が印象的なジャケットの本作は、現代音楽の入門的一枚なのでしょうか。自分はあまり馴染みがないのですが、何となく気になる作品です。特にシェーンベルクの有名な『清められた夜』は、後期ロマン派、例えばマーラー、あるいは時にブラームスを思わせるところもあり、近寄りがたい現代音楽のイメージを覆された曲です。タイトルの言葉を借りるなら、美しい響きに心が清められる思いがします。  続くベルクの『抒情組曲』、ヴァイオリン協奏曲は、『清められた夜』ほどは聴き易くありませんが、繰り返し聴いているうちに何となく慣れてくるというか、断片的にメロディーが覚えられてくるというか、不協和音が出てこない分、聴けるかな、という感じです。ただ、暑い夏に聴くのは体力を消耗するなぁ、というのが正直なところです。もっと耳が肥えたら違った感想が書けるのだろうなぁ、と思いました。
TRACK LIST:
SCH遵ムNBERG (1) VERKL遵。RTE NACHT (Arr. for Orchestra)
BERG THREE MOVEMENTS FROM THE “LYRIC SUITE” (Arr. for Orchestra) (2) Ⅰ. Andante amoroso (3) Ⅱ. Allegro misterioso-Trio estatico (4) Ⅲ. Adagio appasionata
CONCERTO FOR VIOLIN AND ORCHESTRA* (To the Memory of an Angel) (5) Ⅰ. Andante; Allegretto (6) Ⅱ. Allegro; Adagio

NEW YORK PHOLHARMONIC PINCHAS ZUKERMAN,Violin* LONDON SYMPHONY ORCHESTRA* PIERRE BOULEZ, Conductor





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