CHILDREN OF BODOM / Follow the Reaper

努力して、何度も何度も場数を踏んで、やっと手に入れられる ……それがファンの熱い反応なんだ!! 経験は自信を生み、自信は進化を生む とは、アレキシ・ライホの言葉。 と、友達の日記を読んで知りました。 なるほど、ちるぼど。 アルバムを出す毎に進化する、CHILDREN OF BODOM。 この次に出る4枚目の『Hate Crew Deathroll』が、個人的にも、また一般的にも最高傑作という呼び声が高いかと思いますが、2001年のこの3枚目も、本当に「凄い!」としか言いようのないメロディセンス、卓越した演奏能力、そしてライヴにおけるパフォーマンスに圧倒されます(実際にはライヴは経験したことはなく、動画で見ているだけですが、、、)。 1st2ndモーツァルトのフレーズを多用していることから、アレキシの印象はモーツァルトのイメージとすごく重なるのですが(風貌も)、彼らのアルバムは CHILD OF BODOM、とりわけアレキシ・ライホが天才ミュージシャンであることを証明するに他ならない、と思わずにおれません。 加えて今作では、ヤンネ・ウィルマンの、キラキラキーボードが、前作にも増して鮮やかな色彩を放っていますね もちろんこれは、冒頭にも挙げたように、努力の賜物に違いないでしょう。 どの曲も「さすが!」と唸らずにおれない完成度で、特にこの曲、と選出するのが難しいのですが、強いて言うなら最もキラキラ度の高いこれ(↓)がベスト・チューンでしょうか? 初めて聴いた時、続くギターリフはHELLOWEEN かと思ってしまいました。
Mask Of Sanity (live in Seoul)
MCにおける「ピー」処理と、YouTube の画質が残念ですが、ソウルの観客の反応、カメラワーク、ライティング、、、そしてもちろん、ステージ上でのパフォーマンスは圧巻です。 チルボドの進化は、そして『Hate Crew Deathroll』へと続きます、、、。 (続きを読む…)

モーツァルト / 付随音楽『エジプト王タモス』 K.345

小学校4年生の時、交響曲第40番、41番で目覚めたモーツァルト。これが、積極的に音楽を聴くようになったきっかけです。
最初の数年間はモーツァルト一辺倒でした。他にもハイドンベートーヴェンも聴きましたが、とにかくモーツァルトでした。隔週で発行されるFMラジオの雑誌を買ってタイムテーブルを調べ、モーツァルトの曲が流れる番組は、ほぼ全てタイマー録音しました。120分テープ、2デッキで最大4時間の録音が可能でした。
今はカセットテープは使いませんが、小遣いをやりくりしてためた約1000本の恐らく4分の1ぐらいはモーツァルトではないでしょうか。
その中で、結構初期の頃にはまった曲が、T.F.v.ゲブラーおよびJ.テラソンの小説『セトス』のために作られた、付随音楽『エジプト王タモス』K.345です。
モーツァルトの、未完にして唯一の付随音楽です。ちなみに、歌劇付随音楽について、井上和男編著『クラシック音楽作品名辞典』(の古書)で調べてみると、

付随音楽

incidental music [英]:Gelegenheitsmusik・Inzidentalmusik [独]:musique de scne [仏]:musica di scena[伊]劇の間に挿入したり、台詞の背景に奏される目的で作曲された音楽。一般的には、前奏曲や間奏曲を含まない。

歌劇

opera[伊・英]:Oper[独]:opra[仏]16世紀末にフィレンツェのカメラータがギリシア演劇の復興として開発した形式で、初期バロック時代まではヴェネツィア楽派が主流であったが、後期バロックではナポリ楽派が興り、またフランスには宮廷バレエと結合した独自の様式も生れた。以来各国、各民族でさまざまな発展をとげ、楽劇という形も生まれ、現在でも西洋音楽の主要なジャンルとして生命を保ちつづけている。
とあります。何せ、ともかく劇につけた音楽です(^^;ゞ
この『エジプト王タモス』は1779年の作曲のようですから、モーツァルト20代前半の作品となります。「d-score モーツァルト 年譜」によると、同時期の作品としては
があり、中でも協奏交響曲変ホ長調 KV 364は大好きで、過去にも取り上げました。 この時期のモーツァルトは晩年とは違った魅力があると思います。
『エジプト王タモス』ですが、あまりメジャーではないのでしょうか? 調べてもあまり資料が見つかりませんでした。
でも非常に良い曲です!
声楽曲としては、レクイエムや歌劇『魔笛』『ドン・ジョヴァンニ』、器楽曲ではピアノ協奏曲第2024番、交響曲第2540番、弦楽五重奏曲第4番ト短調を思わせる充実ぶり、迫力は、若きモーツァルトの相当の意欲作ではないかと思わずにおれません。
これがその冒頭ですが、
Mozart – Thamos Ko”nig in A”gypten
以下のリンクで全曲試聴できます。2曲目や最後の曲は実に良いです!初期 CHILDREN OF BODOM がやっていてもおかしくない、かっこよさですe(゚д゚ )9!! (続きを読む…)

サン=サーンス / 交響曲第3番『オルガン付き』、『動物の謝肉祭』他

 フランスの作曲家、サン=サーンスの、まさにベストな選曲の1枚。非常に美味しいアルバムです。
 2歳でピアノを弾き、3歳で作曲、10歳でバッハ、モーツァルト、ベートーヴェンの演奏会を開き、16歳ではじめての交響曲を書いたという神童サン=サーンス。自身が「この曲には私が注ぎ込める全てを注ぎ込んだ」と述べているのが交響曲第3番『オルガン付き』。これは彼の最高傑作であると同時に、古今の交響曲の中でも殊に優れた作品だと思います。
 ピアノ、オルガン、管弦楽が豪華に鳴り響き、力強く壮大な曲想は、バロック古典派ロマン派といった時代を超越し、まるで、ヘンデルモーツァルトベートーヴェンブラームスマーラーが合作で取り組んだかのような素晴らしさです。
 構成は2楽章編成で、それぞれが前半後半に分かれていますが、通常の4楽章形式の交響曲の、第1と第2楽章、第3と第4楽章を続けて演奏しているようなものです。  第1楽章前半はハードロックに編曲したらかっこよさそうな、演歌的メロディのする激しい曲、後半のアダージョはオルガンの響きに癒されます。第2楽章は一般的にも良く知られる名曲で、CMにも使われました。
第2楽章後半部分が使用されているCM
第2楽章(ダイジェスト)

 オルガンの響きが宗教的で、終結は大宇宙を感じさせる迫力です。
 サン=サーンスといえば、このオルガン・シンフォニーと同じくらいの名曲が、 (続きを読む…)

    2012年5月
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