★゜・。。・゜゜・。。・゜☆ 2011年07月07日 ☆゜・。。・゜゜・。。・゜★
梯 實圓 / 親鸞聖人の教え・問答集 (1)
梯實圓和上の『親鸞聖人の教え・問答集』を購入しました。
全くの初めての人には難しく感じられるところもあるかもしれませんが、多少なりとも浄土真宗のご法義に触れたことのある人なら「こんなことが知りたい」と思っていた疑問に、鮮やかに答えてくれる問答集です。
経典の成り立ち、仏とは、浄土三部経と三願の関係、自力と他力、方便と真実、悪人正機、、、など、入門書として非常にありがたい本だと思います。
なかでも、ページの半分ほどを割いている「悪人正機ということ」の章は、有名な『歎異抄』の解説本と言っても良いかもしれません。誤って「造悪無碍の異安心」に陥る危険性を孕んだ『歎異抄』ですが、聖徳太子の善悪観、法然聖人・親鸞聖人の倫理観も詳説されています。
単なる古典や学問にとどまらす、現代を生きる仏の知慧としての「親鸞聖人の教え」が問答形式で平易に書かれていますので、おすすめの良書と言うことができるのではないでしょうか。
(つづく)
全くの初めての人には難しく感じられるところもあるかもしれませんが、多少なりとも浄土真宗のご法義に触れたことのある人なら「こんなことが知りたい」と思っていた疑問に、鮮やかに答えてくれる問答集です。
経典の成り立ち、仏とは、浄土三部経と三願の関係、自力と他力、方便と真実、悪人正機、、、など、入門書として非常にありがたい本だと思います。
なかでも、ページの半分ほどを割いている「悪人正機ということ」の章は、有名な『歎異抄』の解説本と言っても良いかもしれません。誤って「造悪無碍の異安心」に陥る危険性を孕んだ『歎異抄』ですが、聖徳太子の善悪観、法然聖人・親鸞聖人の倫理観も詳説されています。
単なる古典や学問にとどまらす、現代を生きる仏の知慧としての「親鸞聖人の教え」が問答形式で平易に書かれていますので、おすすめの良書と言うことができるのではないでしょうか。
目次
【一】経典のこころ
- 一、お経の意味
- 二、経典の成立
- 三、経典拝読の心得
- 四、浄土三部教の選定
- 五、三願と三経
- 六、真実教としての『大経』
- 七、『観経』の顕の義
- 八、『観経』の隠彰
- 九、『阿弥陀経』の隠顕
- 十、覚如上人の三部経観
【二】阿弥陀仏の本願
- 一、菩薩の誓願
- 二、法蔵菩薩の出現
- 三、法蔵という名のいわれ
- 四、一如より形をあらわした菩薩
- 五、般若・無分別智の意味
- 六、迷妄を喚び覚ますもの
- 七、浄土建立の誓願
- 八、浄土往生の道を選択する
- 九、五劫思惟の誓願
- 十、親鸞一人がため
- 十一、四十八願の分類
- 十二、四十八願の中心
- 十三、第十八願中心の本願観
- 十四、第十八願の信心
- 十五、「乃至十念」の称名
- 十六、「五逆罪」について
- 十七、「謗法」について
- 十八、逆謗の除取について
【三】他力ということ
- 一、自力・他力の誤解
- 二、他力不思議
- 三、曇鸞大師の自力・他力
- 四、まことにその本を求むれば
- 五、他利と利他
- 六、他力の本質
- 七、自力・他力の変遷
- 八、浄土宗(鎮西浄土宗)の自力・他力説
- 九、親鸞聖人の他力説と磁石の譬え
- 十、他力は凡夫を変革する
- 十一、正定聚の機
【四】悪人正機ということ
- 一、『歎異抄』の第三条
- 二、法然聖人の悪人正機説
- 三、醍醐本『法然上人伝記』について
- 四、智慧を極める教えと、愚痴に還る教え
- 五、聖徳太子の善悪観
- 六、仏教の善悪観
- 七、『観経』に説かれた善行
- 八、『観経』に説かれた悪行
- 九、七仏通誡の偈
- 十、法と機について
- 十一、真実と方便
- 十二、方便の教え
- 十三、平等の救い
- 十四、慈円の法然批判
- 十五、『興福寺奏状』の論難
- 十六、「大悲の自然」としての救済観
- 十七、大悲は苦者の救いを目指す
- 十八、阿闍世のために涅槃に入らず
- 十九、悪人正機という言葉の発祥・『口伝鈔』
- 二十、浄土宗各派の悪人正機説
- 二十一、機の善悪と傍正
- 二十二、悪人正機と二種深信
- 二十三、善悪の二つ総じてもって存知ぜず
- 二十四、絡み合う善悪
- 二十五、法然聖人の倫理観
- 二十六、親鸞聖人の倫理観
- 二十七、少しずつ代わる念仏者の生き方
(つづく)




