★゜・。。・゜゜・。。・゜☆ 2007年10月17日 ☆゜・。。・゜゜・。。・゜★
フラガール
かつては「黒いダイヤ」と言われていた石炭ですが、エネルギー革命により次々と炭山が閉鎖される昭和40年代、福島県いわき市の物語です。常磐ハワイアンセンター(現:スパ・リゾート・ハワイアンズ)誕生の実話に基づかれており、素朴でひたむきな、成長過程に涙を誘われます。出演者達も、ダンスと方言に相当な訓練があったのだろうと推測されます(しずちゃんの頑張りにも拍手)。
町おこしのために「北国にハワイを」というプロジェクトには賛否両論……というか、住民達はついてゆけず、ほとんどが反対。しかし押し寄せる時代の流れに抗することはできず、一人、また二人と、ダンサー希望者が集まり、ド素人フラダンス集団が結成されます。蒼井優さん扮する主役の谷川紀美子は、母親の理解を得られず、半ば勘当同然で家を出てダンサーを目指します。 ここでは「家族や山を守りたい」の思いは共通しており、視聴者はどちらの立場も理解できるだけに、母子間、そして市民とダンサー一行との間の対立に葛藤を覚えます。
母・千代が、紀美子の練習風景を見て変心するところは一つの感動する場面でしょう。「働く」とは「傍(はた)を楽にさせる」ということですが、炭鉱夫とは違って生産性のないダンスという業種も、立派に家族を守ることのできる職業だと気づかされます。物質的な供給はできなくとも、心の充足を与えることが出来れば、他人を幸福にさせることが出来るのです。いつの時代にも価値観の相違というものはつきものですが、「生き方」においては「違い」こそあれ「優劣」や「善悪」「貴賎」などない、と思いました。互いに「違い」を認め合うことにより、幸福という「共通」の目的に向かうことができるのではないかと思います(もちろん、人の道に外れた行いは正してゆかねばなりませんが)。
また、時代や環境の変化に応じて、変えてゆかねばならないこともあれば、如何に周囲が変わろうとも失ってはならない心、守ってゆかねばならないものもあるのだと思わされました。
話が美しすぎるという向きもありますが、これはこれで純粋な気持ちを思い出させ、アリかと思います。第30回日本アカデミー賞最優秀作品賞受賞作品というのも頷けます。
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町おこしのために「北国にハワイを」というプロジェクトには賛否両論……というか、住民達はついてゆけず、ほとんどが反対。しかし押し寄せる時代の流れに抗することはできず、一人、また二人と、ダンサー希望者が集まり、ド素人フラダンス集団が結成されます。蒼井優さん扮する主役の谷川紀美子は、母親の理解を得られず、半ば勘当同然で家を出てダンサーを目指します。 ここでは「家族や山を守りたい」の思いは共通しており、視聴者はどちらの立場も理解できるだけに、母子間、そして市民とダンサー一行との間の対立に葛藤を覚えます。
母・千代が、紀美子の練習風景を見て変心するところは一つの感動する場面でしょう。「働く」とは「傍(はた)を楽にさせる」ということですが、炭鉱夫とは違って生産性のないダンスという業種も、立派に家族を守ることのできる職業だと気づかされます。物質的な供給はできなくとも、心の充足を与えることが出来れば、他人を幸福にさせることが出来るのです。いつの時代にも価値観の相違というものはつきものですが、「生き方」においては「違い」こそあれ「優劣」や「善悪」「貴賎」などない、と思いました。互いに「違い」を認め合うことにより、幸福という「共通」の目的に向かうことができるのではないかと思います(もちろん、人の道に外れた行いは正してゆかねばなりませんが)。
また、時代や環境の変化に応じて、変えてゆかねばならないこともあれば、如何に周囲が変わろうとも失ってはならない心、守ってゆかねばならないものもあるのだと思わされました。
話が美しすぎるという向きもありますが、これはこれで純粋な気持ちを思い出させ、アリかと思います。第30回日本アカデミー賞最優秀作品賞受賞作品というのも頷けます。
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