DREAM THEATER / The Count of Tuscany この映像、是非とも商品化して欲しい!

って、この映像そのものではなく、スクリーンに映し出された映像のことです。

昨年7月24日、ロンドンのヴィクトリア・パークで行われた High Voltage Festival の DREAM THEATER のステージから。

Dream theater – The Count of Tuscany (part 1)
Live at the High Voltage Festival 2011



http://www.youtube.com/watch?v=RVuyHW7mrcc

Dream theater – The Count of Tuscany (part 2)
Live at the High Voltage Festival 2011



http://www.youtube.com/watch?v=Lf6sXh7ouc4


「The Count of Tuscany」のイントロが始まった頃がちょうど日没を過ぎたくらいで、ステージの照明と場内中央に設置された巨大な観覧車のイルミネーションに加え、徐々に深まりゆく大自然の夜の帳が最高の演出効果をもたらしていました。

見どころは、、、

2つ目の動画の9分22秒くらいの、ステージから見て右側の最前列、白いTシャツを着ている背の高い兄ちゃんの隣(外側)がたぶん私だということ(笑)

ではなく、後半のギターソロ!

演奏だけでなく音響が実に素晴らしく、息を呑む美しさはまさに夢劇場でした。最後、ゆっくりと、そして高々と右手を上げる姿がかっこいいジョン・ペトルーシ。ああ、なんていい男なんだ!僕はこの時、このマッチョなおっさんに恋をしてしまいました(笑)なんちゃって。冗談はさておき、ペトルーシの惚れ惚れするプレイにはただ口をポカ~ンとするばかりでした(´Д`)。

そして、手拍子から再びギターソロ、最後にジョーダン・ルーデスのキーボードとジェイムス・ラブリエのヴォーカルに導かれての合唱へ。マジ泣きしそうなほどの感動の連続です。

この曲は一昨年のサマソニでも体験しましたが、今回はドラムがマイク・マンジーニ。ジョーダンと楽しそうに会話している表情が見えます。ジョン・マイアングが淡々とプレイに専念しているのはいつも通りですね。


演奏と同じくらいカメラワークもプロフェッショナルで、まるで後から編集したような良い映像ばかりですが、れっきとした生ライヴの実況中継。しかもそれを一般客が撮っているから生々しく、その時の記憶が鮮明によみがえってきます。

この後、ステージはアンコールの「Learning To Live」へ移るのですが、これがまた鳥肌もの。1992年のリリース以来約20年。何千、何万回聴いたか分からないこの曲を初めて生で体験することができて、長年の念願がかなった思いがします。先述の白T兄ちゃんは全力でエア・ドラムをやっていました。

終了後、前方のオーディエンスは、誰彼構わず、狂ったようにハグしたり握手したり、称賛の雄叫びをあげたり。大満足のライヴでした。


おかげで、余韻に浸りながら帰ったために、地下鉄の乗る方向を間違えて終電・終バスを逃していまいました(^_^;)
そのことについては後日書きたいと思います。






Dream Theater / A Dramatic Turn of Events



時間がなくて、7月に行ったロンドンの日記すらまだ書けずに困っているところに、とんでもないアルバムを出したDREAM THEATERはホント迷惑です(笑)。睡眠時間がまた減ってしまいました_/乙(、ン、)_、、、寝ずに何度リピートしたことやら。

マイク・ポートノイを愛する者としては切ないほどに名盤で、ジョン・ペトルーシファンとしてはガッツポーズが止まらない傑作。

まるで両親に離婚された子供が父親の所に行こうか母親の所に行こうか悩んでいるかのように、最初は複雑な心境でしたが、聴けば聴くほどに素晴らしく、4周目くらいからようやく「ポートノイ脱退」の悲しみよりも「マンジーニ加入」の喜びの方が大きくなってきました。

冒頭に書いたロンドンでの新生DREAM THEATERライヴで、その気持の整理は克服出来たと思っていたのですが、新譜を聴いて蘇ってきたトラウマのようなマイキー・ショック。そう思わせるほどに今回のアルバムは「新しくなったDREAM THEATERの再出発」を高らかに宣言したかのような内容になっています。

『Awake』や『Metropolis Part 2: Scenes from a Memory』(追記:『Images And Words』)の頃に戻ったかのような印象も受けますが、そこにジョン・ペトルーシ、ジェイムズ・ラブリエ、ジョーダン・ルーデスが各々のソロでやってきた要素が自然な形で融合されており、しかもこれが今まで聴いた中で最高に良いので、リリース前のメンバーの自信に満ちたインタビュー発言もさもありなん、と納得させられました。今までラブリエのソロを聴いて「彼のソロは良いんだよな~」と思っていましたが、まさかその持ち味がこのような形で発揮されるとは思ってもいませんでした。

タイトルについては、伊藤政則氏の解説によると
「A DRAMATIC TURN OF EVENTS」――何となくマイク・ポートノイの脱退と新生DREAM THEATERの旅立ちを想起させるタイトルだが、このタイトルを考え出したジョン・ペトルーシは、「それは偶然だ」と話している。彼は曲の歌詞が完成したとき、そこに一貫したテーマがあることに気がついた。それは、どの曲も何らかの大きな出来事(Big Events)を題材として扱っていて、それが様々な形で変容していったという事実だった。楽曲(歌詞)の成り立ちと、その変容の軌跡は、まさに「A DRAMATIC TURN OF EVENTS」ではないかと感じ取ったわけである。
そうですが、危機的状態でも狼狽ぶりを見せることなく、己の才能で未来を切り開き、進んで行くピエロのジャケットが意味深です。

それにしても今回のドラマー交代騒動が結果的にプラスに働いたことを思うと、一層、マイク・ポートノイも同時に応援したくなります。ジョン・サイクスと絡むのも良いですが、個人的には、ラッセル・アレン、マイク・オーランドとの最強プロジェクト、ADRENALINE MOB でもっと精力的にアルバム制作、ライヴをやって欲しいと強く望みます。

ちなみにこれ↓がロンドンで撮ったマンジーニ加入後のライヴ。途中で止められてしまっていますが。
(写真は後日公開します)

DREAM THEATER @High Voltage Festival


http://www.youtube.com/watch?v=K9504Zuk7sk




2011年09月06日のCDアルバムデイリーランキングを受けてのfacebookのコメントには胸が熱くなりました。
We’ve always said we have the best fans in the world–they never fail us! This includes our dear friends in Japan who’ve been through so much this year. Today, we heard from our label that our new album A Dramatic Turn Of Events went in on the day of release–at #1 on Total Album Sales Chart! That’s the chart for both the domestic and international artists. We are massively proud! Thanks to all the believers! And Japan, stay strong!

いつも言っていることだけど、我々には世界中に最高のファンがいる。そして、彼らは僕たちを決して裏切ることがない!その中には今年(地震などで)たくさん辛い思いをした日本の仲間もいる。今日、レーベルを通して、新譜の『A Dramatic Turn Of Events』がリリース日のアルバム売上総合ランキングで1位をとったことを聞いた!国内外総合のチャートでだよ。とても誇らしい!信じてくれたみんな、ありがとう!がんばれニッポン!


今回こそは是非とも来日して欲しいです。



時間が無いので簡単に各曲の感想です。詳しくは後日書くかも?

1. On the Backs of Angels

初めて聴いたときは、かなり興奮したもののなぜか「サビがつまらない」と一気にテンションが下がっていたのですが、今聴くとその時の心境が理解できません。キーボードが印象的。ロンドンでのライヴではアルバムどおりの完璧な演奏でした。リリース前、来日前にライヴを体験したことは死ぬまで自慢し続けるでしょう(笑)

2. Build Me Up, Break Me Down

DTでは新機軸な曲ですが、ラブリエのソロではよく聴くタイプ。2曲目にこれがあることによって、その意外性に戸惑いました。個人的には『Awake』の「Caught In A Web」的な立ち位置の印象。


3. Lost Not Forgotten

最初の2曲も良いですが、ここから俄然良くなります!最初のピアノだけでは気づきませんでしたが、これって「Under A Glass Moon Pt.2」?(笑)と思うような最初と最後。ギターソロがかなり好き!

4. This is the Life

イントロのギター・アルペジオが非常にツボ。このアルペジオは「Another Day」「Hell’s Kitchen」「A Nightmare to Remember」「The Count of Tuscany」に出てくるのと同じくらい好きです。前作で言うなら「Wither」と「The Best of Times」、MP2なら「One Last Time」に通じるかも?

5. Bridges in the Sky

最初と最後のシャーマンの声に最初は「何?」と思いましたが、荘厳でドラマチック、テクニカルな展開が好きです。イントロからギターリフの出だしは往年のイングヴェイを思わせされました。そしてサビのヴォーカルと、その時のドラムが良いです!その後、キーボードのオーケストレーションを経てソロへ続くあたりはまるでブラームスやマーラーなどの大規模な交響曲を聴いているようで快感!

6. Outcry

本作中では前曲とこれが最もDTらしい?インスト部分と、ヴォーカルが戻ってくるところが好きです。思う所がたくさんありすぎて書き切れません。「Metropolis Pt.1」「Fatal Tragedy」「Home」「The Dance of Eternity」「In the Presence of Enemies」的!

7. Far from Heaven

ジョーダンのキーボード、特にストリングスの音色が美しくて癒されます。SECRET GARDENのようで、今にもheavenに昇りそうな気分になります。

8. Breaking All Illusions

テクニカルな中にポップな要素があり、最近聴いた中ではSYMPHONY Xの「Reign in Madness」と同じくらい好き。YESやKING CRIMSON、PINK FLOYDを感じさせるところも良いし、ギターソロは「Falling into Infinity」の頃の感覚もあって素晴らしいです! ジョン・マイアングの書いた「生き方を変えて何か新しいことをするためには、古い殻を脱ぎ捨てなければならない」というテーマも興味深く、日本に必要な“Breaking All Illusions” 「増税不可避」「電力改革不可能」の幻想を捨てよと論文のタイトルにも使われるほど。ラストは映画を観終ったような感覚になります。

9. Beneath The Surface

大作の最後を飾るバラードの小曲。映画終了後のエンドロール、あるいは満腹後のお茶漬けみたいで、後味が爽やかです。位置づけ的に、LIQUID TENSION EXPERIMENT『2』の「Hourglass」やMARILLION『Brave』の「The Great Escape」を思い出しました。

John Myung / Progressive Bass Concepts



1stの頃から好きだったDREAM THEATERからマイク・ポートノイが抜けたのは衝撃的で、今でも寂しい気持ちは変わりませんが、一方で、マイク・マンジーニの加入は大いに歓迎すべことで、今後が楽しみだというのも偽らざる心境です。

音楽性についても、最近の路線に何の不満もなかったのですが、今回の一件でどう変化するのか、しないのか、次のアルバムに期待が高まります。

ペトルーシをして「最高傑作はこれから先産まれるような気さえする」として言わしめたマイク・マンジーニ。彼に注目が集まるのは当然ですが、個人的には、近年おとなしめのジョン・マイアングに以前のような存在感を取り戻してほしいと思わずにおれません。

Majesty時代の「Another Won」や、DT初期の「Ytsejam」、また、「Metropolis Pt.1」「Learning to Live」「Lifting Shadows Off a Dream」「Scarred」「Trial of Tears」、他にも「The Glass Prison」「The Great Debate」など、特に好きなDTチューンはどれもマイアングの貢献度が大です。ベースパートだけを単独で聴いてもたぶん満足しそうです。

そんなジョン・マイアングの教則ビデオ。以下のYouTubeで(今のところ)全部見れてしまうのですが、VHSのみでDVDにはまだなっていないようです(?情報求む)。

John Myung Progressive Bass Concepts
http://www.youtube.com/watch?v=ojlS-eKPE84
http://www.youtube.com/watch?v=DBf2Hsyulog
http://www.youtube.com/watch?v=mmcLSsIpX24
http://www.youtube.com/watch?v=1HHp3IpSLv4
http://www.youtube.com/watch?v=9dk_LfHj13I
http://www.youtube.com/watch?v=rJON9-494UE

後半のアルペジオ、ハーモニクス、タッピングの説明あたりからは、教則ビデオであると同時に観賞用ビデオにも充分なり得る内容。

John Myung Harmonics




Metropolis Bass Solo by John Myung



↑「Metropolis」ソロの後は「Scarred」のイントロの奏法も披露しています。

そして最後は「フリー・ポート・ジャム」と題してポートノイとのジャム。キーボードはデレク・シェリニアン。

John Myung – Free Port Jam



現在中古で8000円近くですが、これ以上高くなる前に買うか、DVD化されるまで待つか、悩むところです。



    2012年2月
    « 1月    
     12345
    6789101112
    13141516171819
    20212223242526
    272829