【本】中島みどり / 白蓮華のように ―あなたに会えてよかった― (1)

「立ち読みをしていたら、ページを涙で濡らしてしまい、棚に戻せず買ってしまった」と、薦められた本。

それは汗だったのでは?

その疑いは最初の数ページでなくなりました。泣けます(Φ、ωΦ、)。

電車の中で、本気で涙をこらえたのは、リリー・フランキーの『東京タワー』以来。瞼にたまった液体の、重力に負けるか表面張力が勝つか、必死の闘いでした。

中島みどり / 白蓮華のように
40歳という若さで悪性リンパ(癌)で亡くなられた中島みどりさん。その闘病の記録と家族へのメッセージです。

先日七回忌を迎えた自分の母と姿が重なり、限りある尊い命をいかに大切にすべきか、教えられました。私の母も臨終直前に「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、、、」と合掌して往きましたが、中島さんも、子供時代に浄土真宗の寺の日曜学校に通っていたそうです。
いつでも、どんな時でも、「私が私であって よかったといえる あなたになれ」と呼びかけて下さる方があった。
その呼び声を聞くことが人間としていちばん大切な願いではないでしょうか
― みどり ―


苦しみや懺悔とともに、生きることへの感謝、喜びにあふれた中島さんの人生最後の手記は、是非とも多くの人に読んでもらいたいと思わずにおれません。

一言一言が、重く、深みがあるので全部書き留めたいところですが、そういう訳にもゆかず、一部、写させてもらいました。長くなるので何回かに分けます。

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映画『恋空(こいぞら)』(新垣結衣、三浦春馬:主演、美嘉 :原作)

【あらすじ】 主人公・美嘉(田原美嘉)は、身長の低いこと以外は普通の女子高生であった。ある日、ノゾムにPHSの番号を知られたことがきっかけで偶然ヒロ(桜井弘樹)と知り合って付き合うことになる。ヒロは、始めは本気ではなかったが、次第に本気になっていく。アヤとノゾムのカップルとダブルデートをしたり、一緒に授業をサボったり……。
【出演】新垣結衣三浦春馬小出恵介中村蒼波瑠臼田あさ美山本龍二麻生祐未香里奈高橋ジョージ浅野ゆう子深田あき浅利陽介松井絵里奈、他 【原案】美嘉 【監督】今井夏木
まずはケータイで原作を読みました。 ↓ 『恋空』前編 『恋空』後編

 最初は、片思いが成就しない切ない恋物語かと思って軽い気持ちで読んでいました。携帯があるとはいえ、クラスが別々になってしまうだけで疎遠になってしまうような不安に襲われる高校生活。そんな小さな世界に生きる美嘉やヒロの周りに起きる、親友の裏切りや誤解、そして仲直り、家族の危機など様々な壁を乗り越えたその先に二人を待ち構えていたものは……。
 要所要所で胸が熱くなる感動的な場面があるのですが、やはり圧巻は最後、涙を禁じえませんでした。
切なくて苦しくて

でも心温まる物語。

【君は幸せでしたか?】



【とても幸せでした】
 最後まで読んで、このメッセージが胸に深く突き刺さりました。ここで迷い無く「幸せでした」と答えられる人は、素晴らしいと思います。  会者定離は世の習い。いかなる場合でも感謝できる心を持っている人は本当に幸せだと思います。  恋愛小説の範疇を超えた、人生を問う、軽いようで重い、重苦しいようで温かい作品だと思いました。
 心温まる物語……リリー・フランキー『東京タワー』に似た読後感でした。
 アマゾンのレビューや、ネット上であまりに酷く貶されているのを見ますが、良い作品だと思います。「安っぽい」とか「稚拙」という批判もありますが、それはそれで良いのではないでしょうか。一生懸命生きる命の尊さが十分伝わってきました。たまたま最後、この曲(↓)を聴きながら、ヒロの日記を読んだからでしょうか?すごく感動しました。

Pink Floyd – Shine On You Crazy Diamond
Pink Floyd – Welcome to the Machine
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TVドラマも始まり、原作も読み終えたことですので、
時間を見つけ、映画も観てみたいと思います。


映画『恋空』その1
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リリー・フランキー~東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~

皆さん、こんにちは。
tokyo tower
 この本を読んだのは、昨年の6月頃でしたが、今でも読み終えたときの感動は、よく覚えています。2006年本屋大賞受賞作品ということで、当時、周りでもかなり話題になっていました。
 しかし正直なところ、最初は「そんなに良いのかなあ?普通の随筆みたいだけどなぁ……」と思いながら読んでいたのです。とりたてて何か事件が起きる訳でもない、単に、著者の少年時代の思い出が綴られているだけの作品だと思っていました。周り中が「この本はすごい!」と賞賛の嵐の中、自分だけ極端に読解力がないのか、と落ち込んだものです。
 ところが、半分ほど読んで、大きな事件が起きたのです!そう、「オカン」がガンの宣告を受けたのです。実は私の母も、数年前に大腸ガンで「半年の命」と宣告され、1年後に亡くなったのですが、そのときの記憶が鮮明に蘇って来ました。ガン患者の闘病って、皆同じ道を通るのかと思えるほど、とにかくうちの母と、リリーさんのオカンがあらゆる点でダブッて読めました。急激に病状が悪化するのではなく、一進一退を繰り返し、徐々に体力が衰えてゆく。わずかな希望を胸に、努めて明るく振る舞い、決してアキラメルことなく、我が子に無償の愛を与え続ける母親の偉大さに、涙せずにおれませんでした。満員の通勤電車で読んだのですが、本気で泣けて泣けて、実に困りました。
 子が親を、親が子を殺す事件が多い昨今、飾らず赤裸々に母親への想いを綴ったこの『東京タワー』は、私たちに人間の心を思い出させてくれる本です。まさに本屋大賞受賞にふさわしい作品と言えるのではないでしょうか。しかも、著者があのリリー・フランキーというのも心に深く突き刺さります。

With Latimer!:東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~ erilovelycookingさんのブログ



こちらも泣けます   ↓ 『親のこころ』(木村耕一) 『親のこころ おむすびの味』(木村耕一)

Filed under: リリー・フランキー  タグ: , , , , ,   charlie432 20:11  Comments (6)
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