奥田英朗 ~ ガール

 かつて「男もすなる日記といふものを、女もしてみむとてするなり」『土佐日記』を書いたのは紀貫之ですが、この『ガール』は奥田英朗さんが30代女性の視点で書いたものです。ショートストーリーが5本収まっており、いずれも読みやすいです。初めは、男の自分に分かるのだろうかと、恐る恐る読み始めたのですが、20代後半~40代くらいの会社勤めの方なら男女問わず共感できると思います。上司と部下との人間関係、パワハラやセクハラ、社内プチ恋愛、家庭と仕事の両立……など、深刻ではないが「ハァ・・・(´o` )」と思ってしまう日常の悩みは尽きませんよね。それが、本書を読み終わると「まっ、いいか」と許せてしまう、爽やかな読後感が気持ち良いのです。長すぎず短すぎず、読みやすい文章で「奥田英朗にハズレはない」と薦めてくれた人に同感です。  また機会があれば別の作品も読んでみたいと思います。
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Filed under: お:奥田英朗  タグ: , , , , ,   charlie432 00:00  Comments (2)
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