★゜・。。・゜゜・。。・゜☆ 2010年02月09日 ☆゜・。。・゜゜・。。・゜★
【本】池谷裕二 / 単純な脳、複雑な「私」
脳の仕組みを通して、意識・無意識の世界、「私」や「心」について考えさせられる内容です。本自体に、パラパラ漫画がついていて、シミュレーション結果が分かる様になっていたり、特設サイトへのリンクが示されているので、確認しながら読み進めると、かなりおもしろいです。また、高校生を対象にした、対話形式の講義録なので、非常にわかり易く構成されているのも特徴です。
タイトルが示すとおり、脳内では、自然法則にしたがって、単純な物質の化学反応が起きているに過ぎないのですが、その挙動は実に複雑で、驚くべき能力を発揮していることが分かります。わずかな素子とルールだけで、無秩序から秩序へ、「オン」「オフ」の信号の集まりが、自由意志をもった生命体のような動きをする事が確認でき、崇高な気持ちにもさせられます。
しかも、「私」が認知できる範囲を超越した領域で脳は働いており、まるで「私」以外のどこかに脳というものがあって、それに操られている自分がいるような気になります。そしてさらに、その「私」の「心」は一体どこから来るのだろうか、と謎が深まる感覚がまた面白いです。
例えば意識と無意識の関係。私たちが意識している感覚がいかに当てにならないか、それに反して、無意識というものがどれ程優れた能力を持っているか、前半で具体例を挙げて説明されています。
つり橋の上で告白するとなぜ成功率が高まるのか?
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タイトルが示すとおり、脳内では、自然法則にしたがって、単純な物質の化学反応が起きているに過ぎないのですが、その挙動は実に複雑で、驚くべき能力を発揮していることが分かります。わずかな素子とルールだけで、無秩序から秩序へ、「オン」「オフ」の信号の集まりが、自由意志をもった生命体のような動きをする事が確認でき、崇高な気持ちにもさせられます。
しかも、「私」が認知できる範囲を超越した領域で脳は働いており、まるで「私」以外のどこかに脳というものがあって、それに操られている自分がいるような気になります。そしてさらに、その「私」の「心」は一体どこから来るのだろうか、と謎が深まる感覚がまた面白いです。
例えば意識と無意識の関係。私たちが意識している感覚がいかに当てにならないか、それに反して、無意識というものがどれ程優れた能力を持っているか、前半で具体例を挙げて説明されています。
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