ウェブ進化論(梅田望夫・著)/グーグル(佐々木俊尚・著)

web進化論 グーグル
 1年ほど前、知人に借りて読んで、今手元にないのですが……内容的に重なるところがあり、どちらの本にどの内容が書いてあったか、記憶が曖昧なので、2冊分まとめて感想を述べさせていただきます。
 どちらも入門書として分かりやすく書かれてあり、読んでよかった、と思いました。「“Web2.0”ってよく聞くけれど、それ何?」という人にはオススメですね。
 今までの常識が覆される時代になりつつあることを、従来のネット社会を古典物理学、これからのウェブ世界を量子力学に譬えられていましたが、確かにそうだなぁと納得です。現今の、技術分野の進化のスピードは驚くべき速さで進んでいますが、「日進月歩」ならぬ「秒進分歩」ですよね。
 しかし、素人の私にも分かるように書かれてあるので分かり易かったです。例えば、ネットの「あちら側」と「こちら側」という表現をつかっているのもその一つ。  先日、「ああ、PCがクラッシュしてしまったああああぁぁぁぁぁぁ~~~~っっっっ!」と叫び、それまでの通信データを失って悶絶していた人がいましたが、私はすでに「あちら側」の世界にデータを移行していたので、さほど心配はありません。HDDは専らバックアップ用として使用しています。最近では、無料オンラインストレージを調べてみると、その数の多さに驚かされます。これからはもっと増えるのでしょう。
 また、仕事で販売促進系の業務に少し携わっていますが、「ロングテール」についての記述も有難かったです。これこそ「古典物理学の知識では量子力学は扱えない」ごとく、既存の概念をひっくり返したパラダイムシフトとも言えるのではないでしょうか。
 他にも、今ではなじみ深くなりつつある「アドワーズ」「アドセンス」の仕組みも分かりやすく書かれています。
 全人類の叡智を共有し、整理しようとするグーグルとは如何なるものか、当時漠然と「検索してくれるところでしょ?」としか思っていなかったので興味深く読むことができました。個人情報云々がやかましく言われている昨今、グーグルにどれだけ信頼をおけるか疑問を持つ人もあるかと思いますが、こちらの情報をグーグルに提供すれば、しただけのものはサービスで返って来ることは体験的に頷けます。もしかしてすでにグーグル依存症かも……。グーグルが世界を制するのなら、グーグルをうまく使いこなしてしまうのが良いかと思います。
「危険」と背中合わせの「便利さ」をどう追求するか、その指針として、一読の価値はあると思います(すでによく知っている人には当たり前のことばかりかと思いますので、あくまでも入門編としてですが)。最終的には自己責任ですからね。



(参考) 【Web 2.0とは】 ワルオさんのブログ ゴルゴンさんのブログ 複雑系ネットワークの青い海で右脳的なカラオケ世界 hidewさんのブログ lush life* きまぐれトムさんのブログ

Filed under: う:梅田望夫  タグ: , , , , , , , , , , ,   charlie432 21:48  Comments (2)
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