BLACK SABBATH / Eternal Idol

 好きなヴォーカリストは色々いますが、絶対に外せない人が何人かいて、その中の一人がトニー・マーティンです。トニー・マーティン在籍時のブラック・サバスは、『TYR』を頂点として全て好きですが、この『The Eternal Idol』はトニー加入第1作目、オジー期サバスとは趣を異にする邪悪な美しさの幕開けです。新鮮で初々しい響きすら感じます。
 地味な作品と認識されがちですが、私の中ではかなりの上位に位置する名盤です。一瞬、ロニー・ジェイムズ・ディオを思わせるトニーのヴォーカル、ハスキーなハイトーン・ヴォイスが好きな人ならお分かり頂けるかと思います。
 1987年、たぶん13枚目?
確かに重い感触、しかしけっして重すぎない。―これが新生ブラック・サバスだ!
の帯の言葉に偽りなし、重さとキャッチーさを両立したサウンドは見事の一言に尽きます。
 1曲目「The Shining」、ドラムと一緒に出でくるギターのアルペジオ、3秒で好きになりました。そしてベースが加わりヴォーカルが入る流れ、何度聴いてもワクワクします。こちら↓、編曲されて短くなっているのが残念なので、完全版を下の「Track List」に貼っておきました。
BLACK SABBATH – The Shining
 鳥を取り入れたPV、そしてトニー・アイオミのギターもかっこいいです!サウスポー・ギタリストの中では、ジミヘンと争うかっこよさですが、このアルバムにおけるギターソロ、リフ・ワークの充実ぶりは、トニー・マーティンに触発されたのではないかと思わずにおれません。
 2曲目以降も全て良いのですが、中でもお気に入りは(4)「Glory Ride」、ギター、キーボード、ベース、ドラム、ヴォーカル、全て良しです(^o^)
BLACK SABBATH – Glory Ride
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レスピーギ ~ リュートのための古風な舞曲とアリア(全曲)、鳥

 レスピーギの作品では、交響詩『ローマの噴水』『ローマの松』『ローマの祭』に次いで有名なのがこの『リュートのための古風な舞曲とアリア』、とりわけ第3組曲でしょう。“古風な”とあるように、16、17世紀のリュート曲をオーケストラ(正確には第1、2組曲は管弦楽曲、第3組曲は弦楽合奏曲)に編曲したものです。井上和男氏編著の『クラシック音楽作品名辞典』(三省堂)でしっかりジャンルの区別がなされているのを見て気づきました。  管弦楽曲である第1、2組曲は、金管楽器が結構活躍しており、静と動、緩と急、歓喜と哀愁の対比が見事です。その中で、たとえば第2組曲4曲目「ベルガマスカ」などは、ヘンデルとモーツァルトの良いところをあわせたようで、軽快なリズムに思わず体が動かされてしまいます。なるほどこれが舞曲というものかと思いました。  有名な第3組曲は、全体を通して何となく悲しげで、上品で甘美な旋律にあふれています。つのだじろうさんの弟で、つのだ☆ひろさんの兄であるつのだたかしさんの演奏によるテレビCMで有名になったようですが、そうでなくともこの曲は多くの人に愛される要素を多分に含んでいると思います。
 ネヴィル・マリナー指揮、ロスアンゼルス室内管弦楽団の演奏ですが、私の持っているCDには組曲『鳥』が含まれます。ボッティチェルリの絵を使った、非常に似たジャケットのCDもあるようですが、これは『リュートのための~』のみの収録なので、得した気分です。ちなみに、レスピーギは『ボッティチェルリの3枚の絵』で、そのものずばり「春」「東方の三博士たちの礼拝」「ヴィーナスの誕生」という曲を書いていますが、その曲のCDで、ボッティチェルリの絵が使われているものを見たことがありません。なぜでしょうか?グーグルで画像検索してもなかなか見つからないのもおかしな話です。
 さて、『鳥』ですが、サン・サーンス『動物の謝肉祭』程ではないにしても、いかにも鳥らしい雰囲気の曲になっています。終曲の「かっこう」は、出だしがメルヘンチックな感じがします。最後、前奏曲のモチーフで終わるのが感動的です。ただ、これもパスクィーニ、ガロー、ラモー、その他不明のクラウザン曲より編曲されたものだとか、、、。
 
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