SYMPHONY X ~ Twilight In Olympus

Twilight in Olympus
 傑作との誉れ高い3rdアルバム『The Divine Wings of Tragedy』に続くアルバムだけに、この作品は少し地味なイメージがありますが、あくまでもそれは他の作品のインパクトが強いだけで、相当レヴェルの高いアルバムだと思います。①「Smoke And Mirrors」のイントロのスウィープに始まり、⑧「Lady of the Snow」の和音階フレーズで終わるまで、ヴァラエティに富み、集中力が途切れることなく一気に聴かせてくれます。聴けば聴くほどに味の出る、スルメタイプではないでしょうか。
 彼らの演奏能力は、DREAM THEATER に匹敵するほどで、特にラッセル・アレンのヴォーカルが素晴らしいと思いますが、今作では、キーボードの活躍にも注目したいところです。また、楽曲的には、ベートーヴェン「悲愴ソナタ」を③「Sonata」のような前奏曲的小曲にまとめ上げるところは、余裕すら感じじてしまいます。13分の⑤「Through the Looking Glass」は長さを感じない充実の完成度ですし、⑧「Lady of the Snow」はいかにも雪女をイメージした名曲だと思います。
 個人的には『The Divine Wings of Tragedy』と甲乙付け難い名盤だと思っています。これだけ才能のあるバンドは、武道館でライヴするくらいの知名度を獲得して欲しいものです。そのためには、やはりメンバーがダイエットするしかないのか……(笑)一部のファンだけで評価されるのはもったいない、恐るべし SYMPHONY X だと思います。

(参考) メタル馬鹿一代さんのブログ METALGATE このCDを買え! CD Review Symphony X Kota-rock.com Premium Platinum Show

Filed under: SYMPHONY X  タグ: , , , , , , , , , , ,   charlie432 12:42  Comments (9)

W.A.S.P. ~ The Crimson Idol

Crimson Idol
 コンセプトアルバムの傑作と聞くと、THE WHO「Tommy」QUEENSRYCHE「Operation:mindcrime」DREAM THEATER「Metropolis Part 2」DAVID BOWIE「Ziggy Stardast」あたりを思い浮かべる方も多いと思います。SAVATAGE も得意とするところですね。
 しかし この「The Crimson Idol」も、それらと何ら遜色ない、すばらしい作品だと思います。  同じメロディーが色々姿を変えて繰り返し出てくるところが、いかにもストーリーを如実に表しているようでプラスに作用していると思います。それに加え、ブラッキーの感情たっぷりのヴォーカルが、圧巻です。
I just wanna be the crimson idol of a million
の歌詞が、やがて
I don’t wanna be the crimson idol of a million
に変わるところは、このヴォーカルだからこそ説得力を持ち得るのではないでしょうか。
 ストーリーは、万人の脚光を浴びるロックスターにあこがれるジョナサンが、成功しつつもショウ・ビジネスの世界で翻弄され、最後、ステージ上でギターの弦で首をくくり、自殺してしまう、というものです。ありがちといえばありがちですが、ここに人生の真理が収まっているようで、色々考えさせられました。
 イギリスの劇作家・ノーベル文学賞受賞者、ジョージ・バーナード・ショウ といい、世界最高の偉人、釈尊(お釈迦様) と言っていますが、洋の東西を問わず、人間の苦悩の実相は変わらないようです。
 ところで、余談ですが、⑦「I Am One」冒頭のSEで、「Bonjour Paris!」の後で聞こえるのは「ボンジュール トーキョー!」なんでしょうか?


(参考) このCDを買え! ROCK名盤カタログ 愛すべき自然、そして人。

DREAM THEATER ~ Systematic Chaos に期待大

Dream Theater
 ついに6月にニューアルバム『Systematic Chaos』を出す DREAM THEATER。発言が遅くなりましたが、その曲目が発表になりましたね。全9曲かと思いましたが、8曲のようです(現時点で)。ジャケットカバーはまだ分かりません。前作は、ライナーを開くと8つの玉の間に5羽の鳥がいて、その配列が鍵盤の白鍵と黒鍵の順、あるいは、曲とSEの順番になっており、1つ目と8つ目(鍵盤でいうとFの音)が撥ねている、という意味深なものでしたが(8曲=4曲+3曲+1曲を表しているんでしょうか?また、5が8に閉じ込められているのもポイントの様ですが……)、今回のはどんなものか、早く見てみたいですね。
 さて、以下が曲目です。
1.In The Presence of Enemies Pt.1 2.Forsaken 3.Constant Motion 4.The Dark Eternal Night 5.Repentance 6.Prophets of War (→一部試聴できます) 7.The Ministry of Lost Souls 8.In The Presence of Enemies Pt.2


 それにしてもジョーダン・ルーデス加入以降の快進撃は目を見張るものがあります。特に、『Live at Budokan』『Score』のDVDは、何度見ても脱帽です。(現在、友達に貸し出し中につき、見たいときは覇次郎さんのブログで鑑賞しています)
 5th6th6th7th7th8thと、アルバムの最後の音で次のアルバムが始まる、という音の“しりとり”を続けてきた彼らですが、8thではアルバム内で完結してしまい、次なる Systematic Chaos で、どんな始まり方がするか、非常に楽しみです。
 音の作りといい、歌詞の内容といい、DREAM THEATER には「輪廻転生」的なメッセージが強いですね。特に、“The Spirit Carries On” の歌詞では、
If I die tomorrow I`d be alright Because I believe That after we`re gone The spirit carries on
と歌い上げるあたりは、完璧に「魂は引き継がれる」イメージですよね(まあ、それがアルバム全体のコンセプトなんですが)。そしてそれを、曲の冒頭の問い、
Where did we come from? Why are we here? Where do we go when we die? What lies beyond And what lay before? Is anything certain in life?
の答えとするあたりは、仏教的思想が伺えます。最近はそういう「なぜ生きる?」的なもたくさん出ているようです。
 さてさて、次なるアルバムもその影響が出ているのか?①と⑧の曲名を見ているだけでも、期待が高まってしまいます。
(p^-^)p

(参考) http://www.hvymetal.com/artist/138.all.html http://www.jordanrudess.com/


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