プッチーニ ~ 歌劇『トスカ』

 最近では、荒川静香さんの活躍により「誰も寝てはならぬ」が有名になったプッチーニですが、それは『トゥーランドット』でCDを持っていません。唯一私が持っているプッチーニはリッカルド・ムーティーの『トスカ』です。余裕があれば『トゥーランドット』『蝶々夫人』など欲しいところです。
 主要な登場人物、トスカ(S)、カヴァラドッシ(T)、スカルピア(Br)、アンジェロッティ(B)が、政治的な人間関係に翻弄され、皆死んでしまうあたりは、大石内蔵助、浅野内匠頭、吉良上野介の出てくる元禄赤穂事件を何となく思い起こさせます。愛と芸術の国イタリアと、恩と忠義に生きる(生きた[過去形])日本の違いがよく出ていると思いますが、共通する人間の本性を見ることが出来るのではないでしょうか。そこに渦巻くのは欲・怒り・恨み・嫉妬・裏切り……などの醜い心であり、時代や国を超越した真理のようにも思われます。 「偽」とは「人」の「為」と書きますが、所詮、自分の事しか考えられないのが人間なのでしょう。余裕のあるときは他人に親切できても、窮地に立たされると誰もが保身に守るものです。“「他人のために役立ちたい」「社会に貢献したい」と思っている。だが、口で言うほどやさしいものではない。まわりの人のためだとわかっていても、タバコさえもやめられぬのが実態ではなかろうか”という文章がありますが、これが人間の本質だと思います。犯罪や闘争が各地で絶えないのも、ある意味、自然の道理なのかもしれません。
 話がそれましたが、音楽的には第三幕からラストまでがドラマチックで好きです。最後(以下、ネタバレ。でも、有名だからいいや)、サンタンジェロ城の屋上から、トスカの投身は衝撃的ですね。
 ちなみに Uli Jon Roth『Prologue To The Symphonic Legends』では、カヴァラドッシの「星は光りぬ」や、前述した「誰も寝てはならぬ」のメロディが聞くことが出来、お気に入りの1枚です。エレキギターがまるでヴァイオリンのように聴こえるところが素晴らしいです。
(関連) トスカよもやま話 歌劇「トスカ」のストーリー 歌劇『トスカ』について

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RIK EMMET ~ Spiral Notebook

 元 TRIUMPH のギタリスト、リック・エメットのソロアルバム、第3弾です。「渋い」の一言に尽きると思います。楽曲は親しみやすいメロディで、万人受けするのではないかと思います。天気の良い日にドライブしながら聴くのに最適ではないでしょうか。
 実際、ある日「あれ?CDがなくなった」と探していたら、ロックとは無縁の父の車の中から発見され、「何だ、お前の物だったのか。結構いいと思ったけど、俺買った覚えないし……おかしいと思ったんだよ(^^;ゞ」と言われたくらいです。
 印象に残ったのは、③「Longing」や⑤「Casey’s on a Roll」、⑩「Pendulum」ですが、どれも押しなべて良質の曲が並んでいます。最後の⑪「Hardest Part」では、他の曲に比べギターが活躍しています。全体的に歌を中心にしたアルバムではないでしょうか。

(関連) メタル馬鹿一代 Rik Emmett このCDを買え! Rik Emmett ROCK PRINCESS

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