7拍子

 変拍子について意識したのは、「Take Five」が最初だったと思います。5拍子なのに違和感がなく、言われるまで気づきませんでした。このように、意識しないと変拍子と気づかない曲って、結構ありますよね。
 ちなみに「三三七拍子」や、短歌や俳句の「五・七・五」などは、最後伸ばすので4拍子なのですが……それはさておき、変拍子の中でも、なぜか7拍子って好きです。知らず知らず机の上を「タッタッタタタ、タッタタッタタ……」と叩いている自分に気づくことがあります。そこで、7拍子フレーズの中から特に好きな曲特に好きな曲から7拍子が聴こえるものを集めてみました。
 まずは、 より、The Great Debateです。キーボードとベース、そしてSEの延々とした出だしが好きです。ドラムパターンは『Liquid Tension Experiment』でも聴けますね。  このアルバムからは、Solitary Shellもあからさまに7拍子(3+4拍子)ですが、ポップで、ライヴでは盛り上がります。  まあ、DREAM THEATER はこの曲に限らず、15/16とか14/16とか13/8とか11/8とか……探せばきりがないのですが、“好き”という点からすると、「The Great Debate」は「Metropolis, Pt. 1: The Miracle and the Sleeper」「Learning To Live」と並んでお気に入りの1曲です。

 次、 からは、Enemyです。このアルバムは、別のジャケットもありますね。いかにも「Enemy」という感じの曲調は、7拍子の緊張感から生まれてくるのでしょうか。この曲はアルバムの中で一番好きな曲でもあります。


からです。Best I Canは、注意して聴かないと7拍子に気づかないかもしれません。さりげなくリズムに変化をつけるところがにくいです。このアルバムは名盤『Operation: Mindcrime』と対極をなす素晴らしい作品だと思います。

 そして最後に、 からは、珠玉のバラードThe Sacrifice、これは最初の方だけが7拍子ですね。このアルバムにはもう1曲、Paradise Lostがバラード調ですが、こちらは「6・6・6・7」という拍子のパターンです(「3・3・3・3.5」というツッコミはこの際なしということで)。SYMPHONY X の特徴は、複雑な変拍子を変拍子らしからぬように聴かせる妙技とは言えないでしょうか。彼らは、演奏能力に加え、作曲能力が驚異的です。「シンフォニー X」の前身バンドが「PHANTOM’S オペラ」ですからね。バンド名に音楽性が如実に表れています。





(関連) 「変拍子は変な拍子ではない」Pert1 変態な音楽のススメ(HR/HM編) 小節感覚について/変拍子のアプローチについて 正しい一本締め 短歌五句四十拍仮説

SYMPHONY X ~ Paradise Lost

「悪くはないが決定的なキラーチューンがない」と評されるアルバムがある一方、SYMPHONY X はすべてがキラーチューンで、いわゆる「捨て曲なし」の作品を立て続けに出す驚異のバンドだと思います。この新作も、唯一無二の最強ユニットの生み出した衝撃的1枚と言っても過言ではないでしょう。
 序曲的な1曲目で、前々作の「Prelude」や前作の「The Odyssey」を思わせたり、③「Domination」の始まりが3rdの「Sea of Lies」ぽかったり、⑩「Revelation (Divus Pennae Ex Tragoedia)」では、同アルバムの「The Divine Wings of Tragedy」からのフレーズが聴こえてきたり……など、集大成的な印象を受けます。R・シュトラウスは、自分の過去のメロディを登場させて『英雄の生涯』と名付けましたが、この『PARADISE LOST』は SYMPHONY X の魅力が余すところなく詰め込まれた、ベスト盤に近い印象を受けます。しかも、いわゆる「有終の美」とは正反対の、上昇気流の勢いを感じさせるところに、彼らの底知れぬ実力を感じてしまいます。
 ⑤「Paradise Lost」や⑨「The Sacrifice」のようなバラードはラッセル・アレンのヴォーカルが胸にしみます。⑨の2分22秒ごろ、ギターソロ前は児童合唱のようにも聞こえるのが印象的です。後にキーボードへ引き継がれてゆきます。  ④「The Serpent’s Kiss」のヴォーカルは歌い始めが非常にかっこいいですね。1ヶ月ほど前からネットで公開されており、この1曲を聴いただけで「今度もいける!」と思ったものです。  ②「Set The World On Fire (The Lie Of Lies)」のコーラスや⑥「Eve Of Seduction」、⑩「Revelation (Divus Pennae Ex Tragoedia)」の「イングヴェイか?」と思わせるイントロはキャッチーな感覚も見逃せません。  ⑦「The Walls Of Babylon」では世界の終焉を思わせる始まり方に背筋がぞくぞくします。ヴォーカルも素晴らしいです。⑧「Seven」の疾走感は『V』の「Evolution (The Grand Design)」に近いかもしれません。
 今年聴いた中では、今のところこのアルバムか DREAM THEATER の『Systematic Chaos』が文句なしにベストアルバムです。[emoji:v-91]
 彼らはほんとにすごいバンドだ、と再認識しました。[emoji:v-217]



TRACK LIST: 1. Oculus Ex Inferni 2. Set The World On Fire (The Lie Of Lies) 3. Domination 4. The Serpent’s Kiss 5. Paradise Lost 6. Eve Of Seduction 7. The Walls Of Babylon 8. Seven 9. The Sacrifice 10. Revelation (Divus Pennae Ex Tragoedia)

SYMPHONY X ~ Paradise Lost 予習


結局、amazon から届くのが待ちきれず、自分で集めてしまいました。
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Filed under: SYMPHONY X  タグ: , , , , , , , , ,   charlie432 00:00  Comments (4)
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