DREAM THEATER ~ Systematic Chaos 次にCDを聴きました

systematic chaos
 通算9枚目の DREAM THEATER スタジオアルバム!ROADRUNNER RECORDS へ移籍後第一弾ということでメンバーの気合が伝わってくるような出来だと思います。個人的には、『OCTAVARIUM』の延長上に、『TRAIN OF THOUGHT』と『AWAKE』の要素を加えたような印象を受けました。ただ、これから繰り返し聴くにつれ、受け止め方が変わってゆくのでしょう。また、ぜひともライヴを観たいものです。
【試聴】など
 ①In the Presence of Enemies, Pt. 1:いきなりDTらしい、長さを感じさせない9分の曲です。イントロはじめ、全体的に非常にカッコイイので、「新たなファンも獲得したい」という思惑通りになるのではないでしょうか。出だし、いや4分24秒のフレーズは何となく SYMPHONY X の「Communion and the Oracle」を思い出させる印象的な旋律です。この曲だけでも何回も繰り返したい衝動に駆られます。
 ②Forsaken:『OCTAVARIUM』に入っていそうな、ヴォーカルのメロディが前面に出た曲です。出だしの、ジョーダン奏でるピアノが美しいですが、聴き終えると「♪ふぉ、せぃくぅ~ん♪」というヴォーカルが耳に残ります。これも新たなファンに抵抗なく受入れられると思います。
 ③Constant Motion:発売前にどれだけ聴いたことでしょうか。しかし、2曲目の次に配置されるとまた違った印象を受けます。前2曲がメロディアスとするなら、これと次の2曲はリズムが勝負のへヴィなナンバーと言えるでしょう。
 ④Dark Eternal Night:ネット上で初めて聞いたときは「何じゃこのへんちくりんなリフは?」と思いました。ところが慣れるとやみつきになるんですねぇ、これが。歪んだヴォーカルが ANTHRAX や PANTERA を思わせなくもありません。最後、「終わったかな」と思ったらまた重いリフが続くあたり、SKID ROW の 1st を思い出してしまいました。
 ⑤Repentance:「The Glass Prison」から始まる“アルコール依存症を克服する12のステップ”の組曲の第4章。イントロを聞けば、説明を聞かずとも「この曲か」と分かるところに思わずニヤリです。曲調としては、MEGADETH や TESTAMENT のバラードを好む人には受けが良いのでは?と思いました。まったりと苦しげな曲です(って、エリック・サティみたいな表現ですが)。
 ⑥Prophets of War:ネットで聴いた感じと少し違った印象を受けたのは、ヴォーカルやコーラスが前面に出ているからでしょうか。キーボードやギターのメロディも印象的ですが、ライヴではコーラスで盛り上がるのでしょう。それにしてもマイク・ポートノイはこんなハイトーンも出せたんだ!と感服します。
 ⑦Ministry of Lost Souls:是非ともオーケストラと共演して欲しい曲です。でも、小規模な楽団とするぐらいならジョーダン一人で充分かと思いますが。アルバムの最後を飾るにふさわしい曲……と思いきや、まだもう1曲ありました。
 ⑧In the Presence of Enemies, Pt. 2:前半は SAVATAGE 風というか、怪しげな雰囲気です。後半はお得意のインストバトル、そして1曲目の泣き泣きギターフレーズがキーボードで再現されるあたりは実に感動的でした。

 こうしてみると、「~風」「~みたい」という表現を多用してしまいましたが、実は特に目新しいことを演っているのではないのだな、と思いました。ある意味、集大成的アルバムなのかもしれません。まだ1回しか通して聴いていませんが、今後どんな発見があるか楽しみです。当分はヘヴィ・ローテーションでしょう。  しかし、難解でありそうで意外とキャッチー、でもやっぱり奥深そうな……今回も「スルメ」アルバムなのでしょうね(最初から味の付いている)。
 “systematic chaos”で「ブログ検索」すると、沢山ひっかかりますね。「今回のは好感触!」という感想が多いような気がします。キリがありませんが、以下20個ほど集めてみました。
発売直後から大反響!!か? 白樺樹林 through my words HEADING FOR TOMORROW Antiarlo Antilarxe ねねさんのブログ記事 きた、きたぁ~! AYUMU’S BLOG 山ぼーずitazoの館『野獣の咆哮』 My Life As A Metaller 音楽と生活 長岡の迷所 Star-Mo.Hatena 夢劇場の徒然日記 日々の戯言:物欲日記 Dream Theater (ドリームシアター) レビュー ハバネロの部屋 新譜発売日! ギターと鬱との生活 日常のカケラ// ao-changさんのブログ ↑ 何人かの方が仰っていますが、2007年06月05日付オリコンのデイリーアルバムチャートで本日第3位を記録したとは!嬉しい限りです。

(質問)  ブックレットの、「スイカ・蟻さん達・クッキー」の写真の右側、飲み物の中に入っているのはレモンとですか?  何かまるで QUEENSRYCHE みたいですが、、、    ↓ ear?

TESTAMENT ~ Practice What You Preach

Practice What You Preach
 初期の作品はそれぞれに魅力があって甲乙付けがたいのですが、アルバムジャケットのイラストはこれが一番好きです。  TESTAMENT で何が好きかといえば、私は Alex Skolnick なんです。埃舞い騒々しい炎天下の工事現場に、色鮮やかな一輪の花が咲いているように、TESTAMENT のサウンドにありながらジャズっぽいソロを聴かせてくれるところに魅力を感じます。しかもそこに何の不自然さもなく、“蝶のように舞い、蜂の如く刺す”プレイに心躍らされるのです。
 だから、『The Ritual』の後の脱退はショックでした。そして次なる、SAVATAGE でも『Handful Of Rain』に参加したものの、彼の個性が発揮されておらず、これまた残念でした。  う~む、アレックス、素晴らしいギタリストだと思うのですが、今ひとつ知名度が低いというか、もっと評価されて欲しいなあ、と思う今日この頃です。
 最近ではトリオバンドで、メタルをジャズにアレンジして披露しているようですが、まだ聴いていません。今度機会があったら聴いてみたいと思います。凄く興味があります。
 ところで、このアルバムの最後に「オッサー」と聞こえるのは気合を入れた声なのでしょうか?失礼ながら間の抜けた「おっさ~ん!」という感じを受けるのですが……GN’R「ヤ○ザ」の方がそれっぽく聞こえます。 (-。-)

(参考) TESTAMENT ALEX SKOLNICK TRIO Good Mourning / Black Friday これ、ヒサシブリ:やっつけ仕事!

Filed under: TESTAMENT  タグ: , , , , , , , , , , , , ,   charlie432 08:29  Comments (6)

W.A.S.P. ~ The Crimson Idol

Crimson Idol
 コンセプトアルバムの傑作と聞くと、THE WHO「Tommy」QUEENSRYCHE「Operation:mindcrime」DREAM THEATER「Metropolis Part 2」DAVID BOWIE「Ziggy Stardast」あたりを思い浮かべる方も多いと思います。SAVATAGE も得意とするところですね。
 しかし この「The Crimson Idol」も、それらと何ら遜色ない、すばらしい作品だと思います。  同じメロディーが色々姿を変えて繰り返し出てくるところが、いかにもストーリーを如実に表しているようでプラスに作用していると思います。それに加え、ブラッキーの感情たっぷりのヴォーカルが、圧巻です。
I just wanna be the crimson idol of a million
の歌詞が、やがて
I don’t wanna be the crimson idol of a million
に変わるところは、このヴォーカルだからこそ説得力を持ち得るのではないでしょうか。
 ストーリーは、万人の脚光を浴びるロックスターにあこがれるジョナサンが、成功しつつもショウ・ビジネスの世界で翻弄され、最後、ステージ上でギターの弦で首をくくり、自殺してしまう、というものです。ありがちといえばありがちですが、ここに人生の真理が収まっているようで、色々考えさせられました。
 イギリスの劇作家・ノーベル文学賞受賞者、ジョージ・バーナード・ショウ といい、世界最高の偉人、釈尊(お釈迦様) と言っていますが、洋の東西を問わず、人間の苦悩の実相は変わらないようです。
 ところで、余談ですが、⑦「I Am One」冒頭のSEで、「Bonjour Paris!」の後で聞こえるのは「ボンジュール トーキョー!」なんでしょうか?


(参考) このCDを買え! ROCK名盤カタログ 愛すべき自然、そして人。

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