MANOWAR / Triumph of Steel

 邦題は『勝利の鋼鉄』、1992年の名盤かつ迷盤の7枚目です。
 このアルバムに限らず、MANOWAR の評価は人によって極端に異なるので、ある意味面白いです。「傑作」という人もあれば、「失敗作」という人もいますが、個人的には非常に好きなアルバムです。
 代表作といったら『Kings of Metal 』ということになるのでしょうが、この『Triumph of Steel』も、ジャケットから曲名、歌詞……いかにも MANOWAR らしいですね。「偽メタルに死を」(Death to False Metal)の精神に貫かれています。
Heavy metal or no metal at all whimps and posers leave the hall Heavy metal or no metal at all whimps and posers go on get out Leave the hall
(Metal Warriors)

「へヴィ・メタルか、全くメタルでないか。弱虫と気取り屋は立ち去れ」と、筋金入りのメタル・ウォリアーです。
 そして楽曲的にも、ホメロスの叙事詩「イリアッド」を元にして作られた(1)が28分の大曲。ドラムソロ、ベースソロがそれぞれ4分近くあり、しかも明確に8つのパートに分かれているにもかかわらず、CDではトラックが分けられていないのは「ついて来れない奴は聴くな!」という姿勢の表れでしょうか? バンドが聴き手を選ぶとはこのことでしょう。
 冷めた人からすれば失笑ものかもしれませんが、メロディアスで疾走感にあふれ、大仰なマノウォー・サウンド、やはり好きです。サムライ・スピリットですよ!
(4)「Spirit Horse of the Cherokee」のSEは映画を観ているようですし、(5)「Burning」のリフもかっこいいです。(6)「Power of Thy Sword」の人気も高いようですね。
 本作は、ギタリストがロス・ザ・ボスからデヴィッド・シャンクル、ドラマーがスコット・コロンバスからライノに交代しての発表ですが、スコットがライノに愛用のドラムセットを譲渡し、感極まったライノが「俺は自分の過去を燃やした。俺には過去はない。あるのは MANOWAR のメンバーとしての未来だけだ」と言って自分のドラムセットを燃やしてしまったという話は有名ですね。でも次作でスコットが復帰……。

Achilles, Agony, and Ecstasy in 8 Parts (1 of 3)
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Filed under: MANOWAR  タグ: , , , , , , , , , , , , , ,   charlie432 06:00  Comments (4)

MARTY FRIEDMAN / Scenes

 マイミクさんに、ENKAシンガー ジェロを教えてもらい、無性に聴きたくなって手に取ったのがこの1枚、ギターの練習に大変お世話になったアルバムです。メガデス在籍時の1992年発表、2枚目のソロアルバムになります。喜太郎プロデュースのこの作品はニューエイジミュージックと言うべきでしょうか、演歌を超越した、スケールの大きい世界観が展開されています。
 アグレッシヴなマーティーも好きですが、こういう癒されるギターソロもまた素晴らしいです。チョーキングやビブラートの加減で色々と表情をつけられるので、弾いている本人が一番楽しめる音楽ではないかと思います。もちろん、聴くだけでも満足度かなり大です。演歌好きもそうでない人も、楽器やる人もやらない人も、多くの人に受け入れられるのではないでしょうか。
 特にお気に入りは(3)「Valley Of Eternity」です。(1)~(2)の後に続けて聴くとなお心地よいです。
Valley Of Eternity
Realm Of The Senses

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Track List: 1. TibetVideo 2. AngelVideo 3. Valley Of Eternity 4. Night → Video 5. Realm Of The Senses 6. WestVideo 7. TranceVideo 8. TriumphVideo

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RIK EMMET ~ Spiral Notebook

 元 TRIUMPH のギタリスト、リック・エメットのソロアルバム、第3弾です。「渋い」の一言に尽きると思います。楽曲は親しみやすいメロディで、万人受けするのではないかと思います。天気の良い日にドライブしながら聴くのに最適ではないでしょうか。
 実際、ある日「あれ?CDがなくなった」と探していたら、ロックとは無縁の父の車の中から発見され、「何だ、お前の物だったのか。結構いいと思ったけど、俺買った覚えないし……おかしいと思ったんだよ(^^;ゞ」と言われたくらいです。
 印象に残ったのは、③「Longing」や⑤「Casey’s on a Roll」、⑩「Pendulum」ですが、どれも押しなべて良質の曲が並んでいます。最後の⑪「Hardest Part」では、他の曲に比べギターが活躍しています。全体的に歌を中心にしたアルバムではないでしょうか。

(関連) メタル馬鹿一代 Rik Emmett このCDを買え! Rik Emmett ROCK PRINCESS

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